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カテゴリ「ウェット・ストーリー」の76件の記事 Feed

2022年8月14日 (日)

研修終了後に再びプールで…ストーリー公開

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 絵里子はプール付きの不動産会社から内定を得た後、その会社のプールで内定を決めた時のリクルートスーツや私服を着たままプールで泳いだりして遊んだのであった。
 あれから数ヶ月、入社式を終え、数ヶ月に及ぶ社内研修の日々を過ごしていた。新入社員ということで毎日、就職活動の時に着用していた黒のリクルートスーツで研修に臨んでいた。
 日々の研修で椅子に座っている時間が長いこともありタイトスカートの後ろのお尻部分には深い座り皺がつき、テカっていた。またジャケットの両肘の部分もテカっていた。このリクルートスーツの消耗具合は数か月間にも及ぶ過酷な研修に励んでいたことを物語っていた。

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 絵里子が入社した不動産会社の研修は、ビジネスマナーを学んだり、この不動産会社の基本業務のイロハを多角的に習得するだけではなく、先輩社員の下で数ヶ月の間、営業や事務など配属先に合わせた職種のサポート役として実地でも学ぶことも含んでいた。したがって、入社して4~5カ月の研修がこの会社では恒常化していた。長きにわたった新入社員研修もようやく今日で終了することになっていた。絵里子はこの日を待ち望んでいた。

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 ・・・というのも、再びリクルートスーツでずぶ濡れになってプールで遊ぶことができるからであった。前回、内定後の入社前にリクルートスーツでずぶ濡れになって遊んだときに「また遊びに来よう」と思ったものの、社員ならいつでも使えるはずのプールでありながら、その「また」が遠のいていたのであった。研修がハードで時間が無かったのであった。
 8月になりお盆休み前の8月上旬のカンカン照りの日に、研修を終えるといういうのはグッとタイミングであった。絵里子にとっては研修後にスーツのままプールで遊んでくださいと言われているのも同然であった。絵里子は研修中はリクルートスーツで自宅と会社を往復する日々を送っていたが、今日はそのリクルートスーツでは帰宅しないのだ。この後、リクルートスーツのままプールに入れると思うと心が躍った。
 絵里子は、研修が終了した日にそのままプールで遊ぶことを想定し、研修終了日が今日であることを知った7月の早い段階で、プール使用の予約していたのであった。お盆休み前に好んで会社に寄りつこうとする者はいないということだろうか。絵里子にとっては幸いで先約が無かった。内定が決まって入社する前にリクルートスーツのままずぶ濡れになった「あの日」のように・・・いや、あの時と全く異なる立場と心情なので、心ゆくまでずぶ濡れになって楽しもうと思った。

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 研修が終わり同期の新入社員たちはリクルートスーツ姿で帰宅していく。絵里子はいつも一緒に帰る仲の良い同僚に適当な口実を言って今日は一緒に帰れないことを伝えた。
 部屋から外を眺めると西日がだいぶ強く差し込んできていた。プールで遊べる時間もそれほど残されていないことを思い、急いで絵里子はスーツのジャケットのポケットからスマホとメモ帳を取り出した。ふと胸ポケットに差し込んであった黒と赤のフリクションペンが目に入ったのでそれらも抜き取るとリクルートバックにしまい込み更衣室に向かった。研修中は着替える機会はほとんどなかったため名札のついた個人ロッカーはまだ真新しかった。ロッカーの中にリクルートバックをいれロックをかけると、再び胸の鼓動が高鳴った。
 絵里子にはその理由はもちろん分かっていた。今一度、更衣室の姿見で自分のリクルートスーツ姿を眺める。その綺麗なシルエットになぜか頬がピンク色になる自分自身に一瞬戸惑うと同時に「あの時の感覚」が強くフラッシュバックする。気が付くと絵里子はプールサイドのソファーに座っていた。研修が終わった解放感から思わずその喜びの言葉を漏らしてしまったが、プールサイドを含め周辺には誰もいないため気にする必要はなかった。
 

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 いよいよその時が来た。先ほどまで研修を受けていたリクルートスーツ姿のまま水温を確かめながら少しずつプールの中に入っていく。夕方近くということもあり水温は思ったよりも冷たく、胸のあたりまでプールの中に入ると、その冷たさのために声を上げてしまう。
 しかし、すぐに水温に慣れてきたので肩まで水の中に浸けて泳ぎ始めた。水の冷たさも、スーツが体を水中で締め付ける感覚も、スカートが捲れ上がり体にまとわりつく感覚も全肯定できるほどの気持ちよさに絵里子は陶酔する。
 もっと体を自由に動かしたいと思い、その障害となっていたジャケットのボタンを外し、脱いでプールの中に無造作に置く。そして再び泳ぎ始める。下着がブラウス越しに透けているが誰もいない自分一人だけの空間なので絵里子は気にしていない。というよりも、誰かに見られていてもそのことに気が付かないくらい、「今」に夢中になっていた。ブールサイドにはいくつかの遊び道具もあった。ビーチボールを手に取り1人ビーチバレーをして遊んだ。
 
 プールの浅瀬部分に行くと、そこでしばらく寛いだ。胸まで水に浸かっているとそれだけでも水圧のために意外と疲れるものである。浅瀬の部分では下半身のみが水に浸かっているだけなので身体の負担にはならないのであった。そこで寝転んだり、四つん這いになったり、大胆に脚を広げて解放感に浸った。自分がタイトスカートを穿いているのを忘れるほど自由に体を動かして様々なポーズをとって体を伸ばした。
 絵里子は服のままプールに入ってずぶ濡れになると気分が高揚して、たとえ一人でもちょっとエッチな気分になってしまうのであった・・・。プールへと通じる扉の鍵は締まっているので誰も絵里子のもとに来ることはできない。したがって完全なプライベート空間を維持しているのだが、絵里子は高揚感を自制しながらプール遊びを楽しむのであった。

 最後にひと泳ぎとばかりにタイトスカートが捲れながら着衣水泳を満喫し、プールから上がった。そしてプール脇のシャワーで温水を浴びる。
 冷えた体が温まり、着衣水泳の時の感覚とは異なる気持ちよさを感じながら絵里子は自分へのご褒美の余韻に浸っていた。(完)

(作・ジュテーム家康)


2022年2月 3日 (木)

水かけ遊びだけのはずが…ストーリー公開

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 あれからまだ数日しか経っていなかった。絵里子は数日前、濃紺のリクルートスーツで一人で泥んこ遊びをしたのだった。
 一人よりも二人の方が面白いということで、絵里子は自分と同じく就職活動真っ只中の幼馴染である沙也加を誘って、今、一緒にあの田んぼにいる。昔、よくこの田んぼで遊んで泥だらけになって親に怒られたものだ。泥の掛け合いをしたり、田んぼの中で寝転んだりして泥人形になった記憶が蘇ってくる・・・。
 今日は田んぼ脇の用水路の水や田んぼに張られている水をかけ合って遊ぶことにしていた。しかし、そのままでは終わらないであろうことは二人の間で暗黙の了解だった。

 今、二人はなんとリクルートスーツ姿で畦道を歩いている。田んぼの中で動き回る小動物の様子を前かがみになって覗き込んでいる。すると沙也加の方に絵里子のおしりが必然的に突き出て見えた。絵里子は最近買ったばかりのチャコールグレーのリクルートスーツだったが、立て続けに面接などでスーツを酷使したうえにクリーニングに出す暇もなかったのかタイトスカートには座り皺が目立つ。沙也加はクリーニングをしたばかりらしく綺麗に整っていた。二人はリクルートスーツ姿で「いけない遊び」をすることを申し合わせていたのであった。

 絵里子は
沙也加と一緒にここに来るのは小学生の時以来だった。あれから10年以上の年月が経っているのだろうが、今の二人にとって何一つ過去を振り返る必要などなかった。後先を考える必要もない。
 いまこの瞬間が永遠に続いてほしいと思った。蝉の声やトンボが気持ちよく飛び回る様子、田んぼの土の匂い、ぬかるんだ畦道、周囲の田園の風景・・・この自然がすべてなのだ。その中で二人は、いやヒトというものは生きているのだ。これから二人の身体は束の間の水遊びの後、その田んぼの泥と同化することになっていた。

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 「水かけ遊び始めようか!」
 絵里子が掛け声をかけると、まずは自分が田んぼの中に入り用水が流れ込むあたりに向かった。そして、手で水を掬って沙也加に向かってパシャパシャとかけた。すぐさま沙也加は応戦する。準備よく水鉄砲を持参していたので絵里子よりも効率よく水をかけることができる為、絵里子のリクルートスーツはみるみるうちにずぶ濡れになっていった。チャコールグレーのスーツの濡れた部分が黒く変色していく。
 勢いよく顔に水がかかりそうになると思わずそれを避けるように後ろを向く。絵里子はなすすべを失う。沙也加は絵里子のおしりや背中をめがけて水鉄砲で濡らしていく。圧倒的な差で沙也加が水かけ合戦を制する。
 「ついでに泥の掛け合いもやろうか?」
 と沙也加が誘導する。
 世界の秩序が戦勝国の論理で形造られているように、この場は水かけ合戦を制した沙也加のペースでことが進んでいく。
 「え~・・・まぁ、いいか。」
 絵里子はおどけて嫌な表情をしてみせるが、待ってましたとばかりに心の中で小躍りした。ここに来る前から二人はこういう展開になることは織り込み済みであった。つまり二人はリクルートスーツ姿のまま泥だらけになる為にここに来たのであった。

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 泥かけ合戦では勝利したいと思ったのか絵里子がいちはやく沙也加のスーツに向かって泥をかけていくがうまく泥をかけられないでいる。すきを作ったら勝負は負けるものだ。
 今度は沙也加のターンとなり、絵里子のリクルートスーツのスカートに向かって茶色の泥を次々とかけていく。下から徐々に上の方にかけていこうとすると顔に掛かりそうになり、またもや絵里子は後ろを向いてしまう。こうなっては沙也加の思うつぼである。勢いよくジャケットの背中やスカートのおりし部分へと泥をかけていく。
 あっという間に絵里子のリクルートスーツは前後共に泥だらけになってしまった。泥かけ合戦の勝敗も早くも見えてきた。沙也加のペースで「泥かけ遊び」が進んでいく。

 絵里子は田んぼの中に仰向けに寝かされて、まだ汚れていない部分のスカートやジャケットに泥をまんべんなくかけられていく。同じようにうつぶせの状態でも泥をかけられていく。
 絵里子は泥で覆われたリクルートスーツ姿で田んぼのど真ん中で座り込んで放心状態である。沙也加に向かって泥をかけるが力無い。戦闘能力を失っているのか?・・・否、少女時代に二人で泥んこ遊びをした時の感覚が蘇ってきて、泥の感触を身体で感じながら陶酔(とうすい)していたのだ。

 しばらくすると絵里子は立ち上がってジャケットを脱いだ。絵里子は心のエンジンをフルスロットルにしてブラウスにも泥を塗りたくっていく。二人の泥んこ遊びはまだまだ終わりそうにない。これから第二幕が始まるのであった・・・。

 (作・ジュテーム家康)

2021年10月21日 (木)

研修前にスーツで川遊び…ストーリー公開

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 今年の夏は大学卒業を控えた絵里子にとって思い出深いものとなった。美沙と一緒に大学のキャンパス近くの川でリクルートスーツや私服のままずぶ濡れになって遊んだことは強く記憶に刻まれていた。
 川の水は冷たいが、異常気象ともいえる昨今、酷暑日にせまる炎天下ともなれば逆に川の水は気持ちよく感じた。その感覚が絵里子にとってなんとも言えない快感であった。

 先日、絵里子はお盆に実家に帰れなかったため東北地方に住む両親に電話で話した。その時に内定の報告をし、母親は特に喜んでくれた。内定式や入社前の研修などでスーツを着る機会が増えるだろうということで、気前よく「内定祝い」にスーツを買ってくれるということになった。
 一昨年、地元に帰った時、絵里子は母親と一緒に自宅近くのスーツ量販店でリクルートスーツを購入したことをふと思い出した。まさに、この前、美沙と川遊びした時に着た黒のリクルートスーツであった・・・。
 絵里子は入社後も着れるようにと、今回は濃紺のスーツをリクエストした。一昨年と同じサイズであることを伝えた。
 電話では他にもたわいもない話をしたが、
東北地方ではそろそろ初秋の風が吹き始めているとのことだった。絵里子が下宿している地域はまだ残暑で暑いが、秋の訪れが近いことを意味していた。絵里子は次に美沙と川遊びするのがおそらくラストチャンスになるだろうと感じた・・・。

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 ・・・数日後・・・

 絵里子と美沙は一緒に川遊びに来ている。
 二人ともスーツ姿だ。美沙はこのまえと同じであったが、絵里子はなんと母親に送ってもらったばかりの新品の濃紺スーツであった。無地で見た目はオーソドックスなリクルートスーツで2ボタンであった。絵里子は、研修前に新品スーツで水遊びをするというドキドキ感、背徳感を味わいたいと思ったのだ。
 二人は過去2度の川遊びのように早く水の中に入ろうとしたが、今日はそうはいかなかった。
川には先約が大勢いて、想像以上に賑やかであったのだ。
 夏休み最後の思い出に遊びにきたのは絵里子たちだけではなかった。小学生や中学生の生徒が服のまま川遊びをしている光景が目の前に広がっていた。中には学校の部活か何かの帰りなのだろうか学校の制服のままずぶ濡れになって楽しそうにはしゃいでいる女子高生たちの姿もあった。これぞ青春。この辺りでは夏の風物詩だ。
 毎年このような光景を絵里子は眺めながら彼女らを羨ましく思っていた。しかし、今年は美沙という道連れの同伴者と共に、自分が羨望の眼差しを向けられる対象になっていると思い込み、喜びをかみしめているのであった。
 

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 絵里子と美沙はスーツ姿のまま、川の中に入っていき子供たちの中に参戦していく。ビーチボールで遊んだり、パシャパシャと水をかけ合ったりした。スーツには否応が無しに水がかかるが、絵里子のスーツは最初のうちは水をはじいていた。新品のスーツという事をはっきりと物語っていた。
 しかし、川の中に下半身を沈めたり、しゃがみこんだりすると当然のことながら冷水でスーツはずぶ濡れになっていく。絵里子はなぜか持参した浮き輪をとりだして童心に戻って浮き輪の上に座って浮こうとしたが、浮き輪が小さすぎるせいで見事に撃沈してしまい、さらにスーツはびしょ濡れとなってしまった。
 しかし、絵里子は新品のスーツでこんなことをしている自分のことを幸せに感じていた。濡れてもいいような服装ではなく、濡らしたりしてはいけないような服装のまま水遊びするのが水遊びの醍醐味だと感じていた。そのことは、同志である美沙も同じだった。

 二人はスーツ姿で水遊びをするのは、今日が最後になるだろうと感じていた。来年からはお互い別々の地方にいき社会人としての生活が待っている。社会人と学生との間の居心地の良いモラトリアム期間がもうじき終わろうとしていることに寂しさを感じた。
 二人はしばらく夢中で川遊びをしていた。永遠の時が流れているような感覚で、このまま時計が止まってほしいという願望は、当然叶うはずもなく、いつしか西日が差し込み、風が肌寒く感じはじめた。この前、絵里子が感じた風とは明らかに違った。確実に秋が迫っているのだ。
 子供たちは川の中に潜って元気に遊んでいる。絵里子たちには真似のできない芸当であった。二人はずぶ濡れのスーツ姿のまま川岸に上がると帰り支度を始めた。タイトスカートやジャケットの裾からはポタポタと水が滴りおちていた。(
完) 

2021年9月 8日 (水)

私服で納涼川遊び…ストーリー公開

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 先日、絵里子は美沙と一緒にリクルートスーツを着たまま川遊びを楽しんでずぶ濡れになった。真夏ということもあり水が冷たくて気持ちよかった。

 あの時の気持ちよさが忘れられず、絵里子は美沙を誘って再び川にあそびに来ている。
この前と同じ川だが、ちょっと離れたところであまり人がいなくて景色も綺麗なところだ。今日は二人ともリクルートスーツではなく、濡らすこと前提で着てきた私服のためこの前ほどの罪悪感は無い。だから二人ともずぶ濡れになる臨戦態勢となっている。
 とはいえ、絵里子は水遊びに不向きともいえる超ロングのフレアースカートだ。そこそこ身長のある絵里子が穿いてもスカートの裾が地面につきそうなほどだ。美沙もやや長めのミディ丈だ。白のプリーツスカートが清楚な感じだ。トップスは二人とも白のTシャツだった。上半身だけは夏らしい装いだ。
  
 本来なら夏休みの子供達でにぎわうスポットだが今はまだ誰もいない。絵里子と美沙で独占状態だ。
 「早速、入って遊ぼうよ!」
 絵里子は美沙を促すと美沙は遠くの方を見ている。
 ここは、川の中に石畳がずっと続いていて視界の奥まで続いていた。どこまで続いているのか気になり、二人はサンダルを履いたまま冷たい水の石畳の上をしばらく歩き続けた。
 「どこまで続いているんだろうね?最後まで行ってみる?」
 絵里子は美沙の意思を確認する。
 「いいよ。でもあまり長かったら私途中で戻るかも。」
 「そうだね、荷物も置きっぱなしだし、けっこうあるようだったら途中で戻ってくることにしようか。」

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 二人は緑の木々に覆われた木陰の中を進む、先ほどまでの明るい場所とはうって変わった印象の場所だ。さらに進むとまた視界が開けて明るいと感じた。
 途中で川の中に足を入れたり、手で水を掬ってみたりした。川の水という事でとても冷たかったが、今日のような気温の高い夏の日には逆に気持ちよい。しかし、身体全体を川の中に浸けるには勇気がいる水温だった。

 遊びながら石畳を歩いているせいでなかなか先へと進まない。水遊びをするために川に入ったので、二人とも時計や貴重品はもちろん、時計代わりになるスマホもバックの中に入れっぱなしで向こうに置いてきてしまった。
 どれだけ時間がたったのかも分からないうえに、まだまだ石畳の道は奥まで続いていそうだった。荷物のことも気になるので、二人は急ぎ足で引き返した。しばらくすると、石畳の入り口付近へと着いた。まずは貴重品などの入ったバックを確認し何事もなかったことに安心する。
 二人は荷物の目の届く場所で心置きなく水遊びすることにした。100円ショップで買った子供用のかわいい水鉄砲をカバンから取り出すと川の水を入れてかけあったり、手ですくった水をかけ合ったりして遊んだ。徐々に二人とも服が濡れていくことが分かった。Tシャツは濡れると徐々に下着が透けてくるが、周囲に誰もいないので気にならない。今は絵里子と美沙だけの楽園なのだ。

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 川の中を歩きまったりしているうちに二人ともスカートはすっかりずぶ濡れになってしまった。
 特に絵里子はロング丈のスカートなので川の中を歩くとスカートの裾が水面に広がり川の流れに持っていかれる。美沙のスカートも絵里子にかなりの水をかけられたせいで白の薄手の生地が濡れて下着がうっすら透けて見える。まだまだ二人の水遊びは終わらない、さらに激しく水をかけ合う。

 川の流れが急で水温が冷たいこともあり意外にも体力が消耗する。海やプールのように水温がある程度あれば全身浸かることもできるが、ここではできない。しかし、気温はかなりあるので、水の冷たさは気持ちよく感じる。
 絵里子と美沙は一緒に下半身だけ浸かってみることにした。スカート全体が川の水の中に沈んでいき、裾が水面に浮き流されてヒラヒラと漂っている。
 「どっちが長く水の中に入っていられるか勝負だね?」
 美沙が珍しく挑戦的なことを絵里子に対して言ってきた。絵里子はもちろん応戦した。二人で川の冷水の中に浸かっている。しばらくすると、美沙が我慢できずに立ち上がる、勢いよくプリーツスカートの裾から水が滴り落ちる。そのすぐ後に絵里子が立ち上がって川の中から出て小橋に上がろうとする。ロングスカートが捲りあがり太腿があらわになる。そして、当然のことながら裾からは水が滴り落ち、スカート全体がずぶ濡れなのが一目瞭然であった。

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 「気持ちよかったね!」
 絵里子の言葉に美沙はうなずいた。
 「えりちゃん、そろそろ帰らない?あっちから子供たちがきたよ。」
 「(後ろを振り返りながら)そうしようか。」
 二人はスカートの裾やTシャツの裾に蓄えられた水を絞り始めた。その光景は子供達にはちょっと刺激的かなと二人は思ったが、川辺では自然な光景だともいえるので深くは気にしなかった。かなり絞り込んだので水分はほとんど無くなったが、力いっぱいスカートを絞ったせいで、二人とも綿製のスカートが皺だらけになってしまった。絵里子は自分のスカートを捲りあげながら
 「スカートしわしわ!(笑)」
 とつぶやく。
 「私はスケスケ」
 美沙が応じる。
 学校帰りの近所の小学生たちの遊び場になっているのだろうか、元気のよい男の子にまじって数名の女の子も川の中に入ってきて遊びはじめた。洋服をすぐにずぶ濡れにしながら、後先考えずに川遊びをする光景が絵里子と美沙にはなんともほほえましく映った。
 ここは海でもプールでもないというのに男の子も女の子も関係なく勢いよく川の中にとび込んで全身を川の中に浸かって遊んでいる。中には頭まで比較的浅いはずの川の中に潜水している豪傑もいる。

 「楽しそうだね、さすがに私たちはあそこまではできないけどね。(笑)」
 「・・・えりちゃん、また近いうち遊びにこない?」
 「うん、いいよ。夏の最後の思い出にね!」
 絵里子は涼しい笑顔で応じる。
 二人は荷物の置いてあるところへ戻り、タオルで足や腕など濡れている部分をある程度拭き取ると、ずぶ濡れの服のまま子供たちの遊ぶ姿を横目に見ながら川辺を後にした。(
完) 

2021年7月26日 (月)

リクルートスーツで川遊び…ストーリー公開

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 絵里子は内定を決め晴れ晴れとした気分で残りのキャンパスライフを過ごしていた。そんなある夏休み前のある日、ゼミの授業で発表があった。前期の成績を大きく左右する。絵里子以外にも数名の学生が今日の課題の発表者として教授から指名されていた。
 発表者はフォーマルの恰好ということでスーツ着用が通例となっており、たいていは就職活動中で現在着用している(あるいは就活中に着用した)リクルートスーツを代用するのが一般化していた。絵里子も就活を終えしばらくクローゼットにしまってあった黒のリクルートスーツを着てゼミの課題発表に臨んだ。
 
 ゼミの授業が終わると、絵里子同様に今日発表だった仲良しの美沙がリクルートスーツ姿で近寄ってきた。
 「やっとゼミの発表も終わったし、お互い内定ももらってるし、スーツのまま川にあそびに行かない?色々水遊びグッズも持ってきたよ。」
 絵里子は急な誘いに一瞬躊躇したが、就職活動をしていた時にため込んでいたストレスをまだ発散しきっていないこともあり、川遊びに行くことを快諾した。
 「いいね、行こうか!」

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 絵里子の通う大学は地方に位置している。海、山、川と自然豊かなところである。絵里子も美沙も大学の女子寮に下宿しているでの川遊びをしてずぶ濡れになっても帰宅時にそれほど困らない。田舎とはいえ、それなりに人はいるので帰り道に多少は人目につくかもしれないが、それさえ気にならなければこれといった問題は無かった。

 二人は大学の帰り道の川遊びスポットに行った。人気スポットだけあって地元の子供達や学校帰りの制服姿の女子中高生たちがずぶ濡れになって水遊びをしていた。
 「楽しそうだね!」
 と美沙が言うと絵里子は笑顔で言った。
 「そうだね、私たちも早く仲間に入ろうか!」
 
 絵里子は荷物を小川の岸の近くに置くと、パンプスも履いたまま、美沙と一緒にゆっくりと川の中に足を踏み入れた。想像通り川の水は冷たかったが、蒸し暑くジャケットの中のブラウスが汗でびっしょりな陽気なので気持ちよく感じた。
 二人で水を掛け合ったり、しゃがんで水面にお尻を付けたり太腿くらいまで水に浸かって冷たい水でほてった身体を冷やした。
 絵里子が両手で水てっぽうのように美沙に水をかけると、美沙は川の水を直接手ですくって絵里子に向かって応戦した。すると、絵里子は美沙が持ってきていた小道具の一つである折り畳み式バケツを使って大量の水を美沙にかけた。美沙はあっという間にずぶ濡れになった。綺麗な清流の水を浴びて癒されながら二人は水遊びに興じた。

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 二人ともリクルートスーツは既にびしょ濡れである。川から上がって川岸にあったポンプ式の井戸水で砂利の入ってしまったパンプスを洗い始めた。
 すると、美沙が唐突にいたずらっぽく笑いながら言った。

 「えりちゃん、ここに座って」
 絵里子は言われるがままに従った。美沙がポンプを上下に移動させると冷水が勢いよく絵里子のリクルートスーツに飛び出した。
 「キャー、冷たい!」
 と言いながらも絵里子は楽しそうにはしゃいでいる。そんなことを繰り返しながらのどかな小川で二人は満足いくまで水の掛け合いをしながら時間を忘れた。(完) 

2021年7月13日 (火)

私服でちょっとのはずが…ストーリー公開

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 絵里子は内定を決めたリクルートスーツで着衣水泳を満喫した。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものである。気が付くと夕方になっていた。
 絵里子はリクルートスーツから私服に着替え始めた。スカートの裾が地面につきそうなほどの薄手のマキシスカートに新しい白の半袖Tシャツという夏らしい装いである。絵里子は帰宅するために着替えたつもりだったが、プールが目に入ると、最後にちょっとだけ・・・足元だけ浸かって水遊び・・・と自分の心に決めてプールサイドに向かった。
 絵里子はスカートの裾をたくし上げて濡れないようにしながらプールの浅い部分に入った。ふくらはぎまで水に浸かった。その冷たい水の感覚が気持ちよかった。そして、ついさっきまでリクルートスーツでプールの中に入って遊んでいた時の気持ちよい感覚を思い出し、一瞬頭が真っ白になった・・・。
 気が付くと絵里子はスカートの裾をしっかり持っていた両手を解放していて、プールの水面にボリューム感のあるスカートの裾がフワッと花のように広がっていた。

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 絵里子の心の奥底から抑えられない気持ちが湧き上がってきた。水面に浮かぶスカートを水の中に沈めた。すると、帰宅するために着替えた私服のままもう一度泳いで遊びたいと思った・・・。
 何を思ったのか絵里子はプールサイドに上がった。
 「(このままじゃスカートが脚にまとわりついて泳ぎにくいから切っちゃおう!)」
 そして、今さっきTシャツのタグを切ったハサミでなんとスカートの裾を膝丈くらいまで短く切り始めた。
 帰りのことなどどうでもよかった。自分の素直な気持ちに従いたかっただけだった。
 「(ずぶ濡れのリクルートスーツで帰ればいいよね。黒だから濡れてるの目立たないし・・・。)」
 そう自分に納得させると、スカートをどんどん切り裂いていき一周ぐるりと丈を短くしていった。即席で膝丈スカートにするとプールの中に入って泳ぎ始めた。スカート丈を短くし太腿の可動域が広くなったこともあり自由にスムーズに泳ぐことができた。帰宅前の着衣水泳はなんとも爽快であった。

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 泳ぎ終わるとプールサイドでスカートの水を絞った。デザインスカートとも言い難いほどに無造作に切り裂かれた状態では、いくら水気を取ったとしても帰れないと思った。
 すると、二度と着る事ができないスカートになってしまったということで、自分でビリッと手で引き裂いて遊んでみた。そして誰に見せるともなくスカートをめくって下着がちらりと見えるようなしぐさをして一人で楽しんだ。

 気が付くと先ほどよりも周囲は暗くなり始めていた。そろそろ事務所の社員さんが様子を見に来るかもしれない。今の恰好を見られては恥ずかしいので急いでリクルートスーツに着替えなおした。
 ウォッシャブル素材で、さらには、しばらく日光に当たっていた所に置いていたこともあり、意外とスーツは乾いていて、ちょっと湿っている程度であった。このことは絵里子を安心させた。
 Tシャツからブラウスに着替えなおすのは時間がかかるので、ずぶ濡れのTシャツの上にジャケットを羽織り、切り裂いたスカートを脱いでタイトスカートへと穿き替えた。

 今度こそ本当に帰宅の準備をした、忘れ物のチェックなどをし終わると、今日一日遊んだプールをじっくり目に焼き付けるように名残惜しく眺めた。
 「(また遊びに来よう!)」
 と心の中でつぶやくと、プールを後にした。(完)

2021年6月18日 (金)

リクルートスーツでプール遊び…ストーリー公開

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 絵里子はクローゼットから黒のリクルートスーツ一式を取り出して、ドキドキしながらパジャマからリクルートスーツに着替え始めていた・・・・。


 3日前・自宅で
 「やったー!!」
 絵里子は思わず自宅の自分の部屋で声をあげてしまった。希望の就職先の不動産会社から内定の通知を電話で受けたのであった。
 絵里子は立ち上がると、クロゼットの扉をあけた。すると、黒のリクルートスーツが2セットクローゼットの一番右側の取りやすいところにかかっているのが目に入った。上段にジャケットが2着、純白の開襟ブラウスが2枚、レギュラーカラーの白シャツが2枚、そして下段には黒のタイトスカートが2枚あった。タイトスカートのうち1枚は、まだクリーニングに出していないため深い座り皺が横に何本もできているのが目立った。
 面接に行く際に電車で座ったり、時間調整中に喫茶店で勉強などをしたりする時に長らく座ることを何回か繰り返した成りの果てで、努力の証でもあった。

 「(もうこのリクルートスーツ着なくていいんだわ・・・。)」
 と絵里子はリクルートスーツをじっくり眺めながら心の中でつぶやいた。

 昨年の冬から就職活動を始めていたが、持ち前のプラス思考を基盤とした積極行動に加えて才色兼備という武器を駆使して夏本番を前に早々と内定を勝ち取った。
 今のご時世、就職活動の大半はリモートで実施されてきたが、春先からは対面での面接を実施する会社も増えていた。そうした会社の中に、事務所脇にプールが併設されていて社員とその家族や友達なら、いつでも自由に利用できるという不動産会社が存在した。また、その会社から内定を得た学生も社員同様の条件で入社前であっても利用できるというのであった。
 なぜか絵里子はその特権の魅力にひかれ、その不動産会社が第一志望の会社となり、内定をもらうために努力し始めたのだった。他にもいくつかの企業の選考に参加したが、それはあくまでも「本命」から内定をもらうための練習という位置づけにすぎなかった。
 そうした不遜ともいえる戦略ではあったがそれが功を奏し、見事に希望通り「プール付きの不動産会社」からの内定を手にしたのであった。

 絵里子は早速、内定者にも適用される特権を利用した。内定をもらったらリクルートスーツのままプールに入って遊んでみたいと思っていたのであった。そのことを電話で内定先の会社の採用担当者に話した。
 過去に内定者が入社前にプールを利用したことは何度もあるが、さすがに、リクルートスーツのままプールで遊びたいと申し出た者はいなかったようで、その突飛な申し出に一瞬沈黙があったものの快諾してくれた。
 まだ夏本番というわけではないこともあり、プールの利用を希望する社員などはまだいないようで、今の時期ならいつでも好きな時にプールで遊べるとのことだった。絵里子は土日でも利用可能なのかを確認すると大丈夫とのことだったので、3日後の土曜日に行くことに決めた。


 ●当日

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 朝、パジャマからリクルートスーツに着替えると、バックの中に着替えの私服や替えの下着、バスタオルなど他にも色々とカバンの中に詰め込む。
 姿見で自分のリクルートスーツ姿を眺めると、スーツ姿がピシッときまっていて美しいシルエットなので自分で照れてしまう。絵里子は自然と鼓動が高鳴るのを感じていた。
 
 昼前に内定先の会社に到着すると、土曜出番の社員が数名出迎えてくれた。内定のお祝いの言葉をもらったり、世間話をしていると、その声を聞きつけた何人かの社員がどこからともなく現れた。
 わざわざ仕事の合間に現れたことを考えると「見世物」の確認をしに来たのだろう。絵里子のことはこの小さな会社のことだからとっくに知れ渡っているらしかった。内定数日後にスーツのままプールに入りたいと懇願する女子学生たる者がどのような人間なのか、普通の感覚の持ち主であれば気になるのは当然のことであろう。
 彼ら彼女らは、絵里子の容姿端麗で凛々しいリクルートスーツ姿と会話からすぐさま感じ取れる聡明さを察知すると、社員たちは皆ほっとして笑顔になった。たんなる「異端娘」ではないということが分かったからだ。
 「我々社員は普段通り仕事していますが、気にせず思う存分プールで遊んでいってください。」
 女性社員の1人が、絵里子をプールのある方へと案内し、更衣室やトイレなどの場所を丁寧に教え、いくつかの注意事項などを伝えると足早に事務所の方へと戻っていった。
 
 1人になった絵里子はさっそくプール遊びをしようと意気込む。すでに「準備」はできている。そう、自宅から着てきたリクルートスーツのままプール入るのだから・・・。
 内定が決まったらそのご褒美としてリクルートスーツを着たままプールでずぶ濡れになって遊ぶということを決めていた。いつ、なぜ、そんなご褒美を自分で決めたのかは今となっては思い出せないが、彼女の過去のいくつかの体験に起因しているのは間違いなかった。
 中学時代や高校時代に部活動の帰り道、夕立に遭遇して制服のままずぶ濡れになってしまったことがあった。また、大学に入ってからは所属するソフトボール部では、対外試合で移動する時など課外活動の際はスーツ着用が義務付けられているのだが、移動中にやはり何度かゲリラ豪雨にあってスーツのままずぶ濡れになってしまったことがあった。
 普通なら嫌な経験のはずだか、絵里子にとってはなぜかそれが楽しく、気持ち良いと感じていた。そしていつしか、服のまま濡れることが好きになっていた。大学に入ってから・・・大学の授業やバイト帰りに雨が降っても傘を差さずに帰宅することがしばしばあった。マキシスカートなどを穿いていた時は、スカートの生地面積が大きい故に濡れるとずっしり重たくなることも体感していた。その時のスカートが脚にまとわりつく重たい感覚も絵里子にとっては無条件で好きだった。
 ただ、絵里子にとって残念なことがあった。それは、リクルートスーツを着用した就職活動中も帰り道に雨に降られることを期待していたのであるが、雨に遭遇することはなかったということだった。・・・ということもあり、内定が決まったら思いっきりリクルートスーツのままプール遊びをしてずぶ濡れになりたいという潜在意識が顕在化してきたのだろう。そして、ひょんなことからこの不動産会社の存在に気付き、今日に至っているということなのだろうか・・・。

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 「(念願だったリクルートスーツ着たままのプール遊び・・・やっちゃうぞ!)」
 絵里子は内定を決めた時の黒の2ボタンリクルートスーツに身を包んでいる。このスーツはクリーニングしたものなので皺がまったくない。今朝、クロゼットからリクルートスーツを取り出したときに感じた鼓動が再び蘇る。いや、今朝よりもいっそう強く胸が高鳴っている。
 ゆっくりとプールの中に足を踏み入れる。プールの入り口近辺は階段になっているので一気に深くはならず徐々に水深が増していく。上段に立つとふくらはぎくらいまで水に浸かった。そしてもう一段深い所に移動するとタイトスカートの裾が濡れそうになった。条件反射的にスカートが濡れないように両手でたくしあげるが、すぐに手を放した。
 ここまできたら後戻りできないと思った。・・・いや、自分の心の奥底から沸きあがってくる願望に素直になりたいだけだった。さらに一段階段を降りると一気に腰位まで水の中に浸かってしまった。
 「きゃっ!冷たい!」
 と、ふと声を漏らしてしまう。日差しが強く気温が高い日とはいえ、温水プールではないので水温は冷たかった。しかし、それが逆に気持ち良かった。今朝、自宅で着替えた時のリクルートスーツの生地の感触、ドライクリーニング後の独特の臭い、ブラウスに袖を通し肌と触れ合った時のスベスベした感覚などを思い出した。

 ・・・さっきまで皺ひとつなく綺麗だったリクルートスーツを着たまま今はプールの中にいることが信じられなかった。
 これから起きる事(自分自身で実行する行動なのだが)を想像すると心臓が止まりそうになった。リクルートスーツがさらに濡れていき全身隈なくずぶ濡れになっていくにつれて、心の鎖がほどけ始めた。ここは誰の目も気にすることなく自由に遊ぶことができる楽園であった。
 しばらく水に浸かっているとジャケットが水を貯えてきたせいか重たく感じたので、ジャケットのボタンをはずしてみた。すると体がちょっとだけ軽くなった気がした。さらに、ジャケットも脱いでブラウス姿になってみるとさらに動きやすくなり、気分もより開放的になってきた・・・。

 「(これからがプール遊び本番よ!)」
 と心の中でつぶやくと平泳ぎを始めた。今まで絵里子を縛ってきた就活リクルートスーツのジャケットはプカプカ浮かびながらしばらく同伴するように漂っていたが、すぐさま絵里子の視界から消え、水底へ沈んだ。そして、絵里子が泳いでいる前方の水面は、日の光で煌めき綺麗な虹が見えていた。絵里子は悠久の至福ともいえる時を過ごしていた。(完)

2021年5月 2日 (日)

友達に誘われ着衣入浴…ストーリー公開

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 結愛は絵里子が着衣入浴している様子をじっくり観察していた。絵里子は結愛の前で気の赴くままにリクルートスーツ姿で着衣入浴を楽しんだようだ。
 すると、結愛の方に向かっていき、
 「今度は結愛の番だよ。」
 と言ってバトンタッチした。結愛はこれから就活で何度も着る事になるであろう新品のダークグレーのリクルートスーツ姿でバスタブの中に足を踏み入れた。いざ、着衣入浴をしようとスカートの裾からバスタブの中に浸かっていこうとするが罪悪感からか躊躇した。
 すると絵里子が
 「どうしたの結愛、気持ちいいから早くお風呂の中に全身浸かってみなよ。」
 「うん・・・」
 結愛は絵里子の言葉に背中を押されたのか、じわじわと下半身をお風呂のお湯の中へを沈めていく、そして、その勢いのまま肩まで浸かっていく。
 「気持ちいい・・・!」
 絵里子の言葉は真実だった。結愛はリクルートスーツでの着衣入浴がこんなにも気持ちよいのかと感動し、スーツで初めて着衣入浴した感想を語りだす。お風呂の中でタイトスカートが捲れるのも気にならない。結愛はリクルートスーツのままお風呂でずぶ濡れになっている不思議な感覚を逐一、絵里子に楽しそうに報告するのであった。

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 体がほてってくると、涼もうとバスタブから出てシャワーを浴びはじめる。自分でシャワーのノズルをもって普段家でバスタイムを過ごすときのようにお湯をかける。
 スーツ越しのシャワーはいつもと異なる感覚であったが、それが逆に結愛に気持ち良い感覚を与えた。
 濡れたスーツやブラウスが体を引き締めたり、皮膚と一体化したようなパンストが脚を覆う感覚など何もかもが結愛にとって新鮮であった。
 ジャケットを脱ぎ、ブラウス越しに下着が透けているのも全く気にせずシャワーを浴びながら絵里子と会話を楽しんでいる。
 シャワーを定位置に置いて、勢いよく出るお湯をブラウスやスカートで受け止めてみた。その感覚がたまらず
止めつきになりそうである。

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 ブラウスとタイトスカート姿でお風呂に入るとどんな感じなのか興味を持ち、最後に、もう一度バスタブの中に入ってみることにした。
 ジャケットを着て入浴した時と今の感覚の違いを細かく絵里子に語りだす。お湯につかっては立ち上がったりすることを繰り返し、水が勢いよく滴り落ちる様子を絵里子に見せる。だんだんと日が暮れてくれてきたせいか、濡れたブラウスで立ったままでいると肌寒くなってくる。するとまたバスタブの中に身体をどっぷり浸かって着衣入浴を堪能しながら身体を温める。

 絵里子に誘われて着衣入浴の世界にいざなわれた結愛も、すっかりその楽しさ、気持ちよさにハマってしまった・・・。
 

2021年4月 8日 (木)

最終面接で着衣入浴…ストーリー公開

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 絵里子は、バスルームリフォーム会社の面接や適性試験を順調にクリアしていき、とうとう最終選考まで到達した。今日はその最終面接の日であった
 最終面接には先日購入したばかりのチャコールグレーのスーツをリクルートスーツとして着て臨むことにした。社会人になっても通勤着として着る事ができるようにと黒ではなくチャコールにしたのであった。

 この会社の一次面接の際に絵里子は、黒のリクルートスーツで着衣入浴をしながらレポートするという奇異な選考を経験している。初めての着衣入浴を心から楽しみながらバスタイムの新たな提案を面接官にしたのであった。
 そのことが面接官の印象を良くし、さらには人事部の上層部にまで絵里子の振る舞いと提案が伝わったのだろうか、今日の最終面接で面接官を務める役員クラスであろう人物は絵里子に向かってこう告げた。
 「一次面接の実践着衣入浴を交えた選考から先日の三次面接まで実に見事な成績でここまでこられました。弊社が欲する新入社員像の輝かしい手本ともいえます!あなたはもう内定はほぼ決まっているといっても過言ではありません。一次面接であなたが実践した着衣入浴を今着ているリクルートスーツのままもう一度披露してほしいのです。もちろん実践していただいた場合は、その度胸をかって内定確約いたします!他の最終面接参加者にも同様のオファーを出しております。1分時間を差し上げますので決断してください。」

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 絵里子は呆然としていた。
 今日は着替えを持ってくるように事前にアナウンスがなかったので、絵里子は着替えを持ってきてはいない。もし、着衣入浴を実践すれば、言うまでもなくずぶ濡れのリクルートスーツで帰宅するという事になる。
 「(このスーツ・・・朝はじめて袖を通したばかりの新品なのに・・・このまま入浴したら・・・・・)」

 この試練に耐えられるかがこの会社が最終面接参加者に課す肝であった。もちろん着衣入浴をせずに、口頭諮問だけで最終面接を終えることも可能との説明もあった。しかし、その場合は、口頭試問の結果のみを得点化して合否を決めることになるらしい。着衣入浴を実践すれば即内定、辞退すれば、辞退した者達の中で口頭試問上位者だけが内定ということだ。

 面接官が説明を付け加えた。
 「毎年8~9割くらいの最終面接出席者が、この抜き打ち着衣入浴を辞退します。しかし、内定者の数は決まっておりますので、辞退者の中から内定者は、ほんの数名となることが推測できます・・・。逆に勇気を出して着衣入浴を実践して即内定を獲得する出席者も数名です。」
 絵里子は自分の着ている新品のチャコールグレーのリクルートスーツに目を落とした。スカートにもジャケットにも当然とはいえ皺ひとつなく綺麗な状態であった。
 新品のスーツ一式のまま、いきなりずぶ濡れになることに若干の抵抗があるものの、一次面接で着衣入浴を体験した時の「あの感覚」を思い出した。面接官に着衣入浴の素晴らしさや楽しさを感じるままに伝えたあの時の自分の言葉に責任を持たなくてはならないとも感じ始めた。心は決まった。早く決着をつけると同時に気持ち良い「あの感覚」に早くいざなわれたいと思った。

 「さて、そろそろ1分経ちますが、どうしますか?」
 「今日内定をいただきます!」
 絵里子は力強い言葉で応えた。
 面接官は絵里子の言葉を予想していたかのように表情を変えずに、拍手しながら言った。
 「その勇気ある決断、やはりあなたは本物です!では早速始めましょう。」
 「(本物って何?)」
 と絵里子は心の中で思ったが、深く詮索せずに面接官の指示に従った。

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 一次面接のときと同じ露天風呂へと案内された。バスタブには既にお湯がなみなみと満たされていた。
 「お湯が熱めなので、まずはシャワーで慣れてからにしましょうか。」
 面接官はそう告げると絵里子を浴室内に設けられている椅子に座らせて、スカートにめがけてシャワーをかけていく。ある程度スーツが濡れたところで面接官はバスタブの方へと促す。絵里子は、リクルートスーツ姿でパンプスも履いたままバスタブの中に入っていった。桶でお湯をすくって身体にかけたり、肩までバスタブに浸かったりして、普段自宅で裸で入浴する時と同じようにふるまいながら着衣入浴を楽しんだ。
 タイトスカートをどっぷりとバスタブに浸けた瞬間、ずぶぬれで帰宅しなくてはならないことがふと頭をよぎり気になっていたが、いつしか・・・この前と同じ「あの感覚」が蘇ってきた。絵里子が自分だけの世界に没入しトランス状態に陥っていることを面接官は確認すると、シャワーを絵里子に向けて頭からかけていく。大雨の中、傘もささずにたたずんでいるかのように髪の毛は瞬く間に濡れていき、長い黒髪の毛先から水滴が勢いよく落ちている姿が美しい。

 絵里子は、しばらくすると身体があつくなってきたと感じたのか、ジャケットをゆっくり脱いだ。そしてブラウスとタイトスカート姿になると、ブラウス越しにブラジャーがうっすら透けて見える。しかし、絵里子はそのことをまったく気にしていない。
 そして、再びどっぷりとバスタブに浸かってみる。内定を確実にしている今となっては面接官に対するサービスともいえるセクシーポーズなど必要ない。しかし、仰向けになったり、うつ伏せになったり、四つん這いになったり、立ち上がって頭から桶ですくったお湯を浴びた。絵里子は自分だけの世界に入り込んでいた。面接官は絵里子が体現している着衣入浴の世界に圧倒され黙ってただ観察していた。

 浴室内の壁にかかっているクロックの針は既に最終面接の終了予定時刻を過ぎていたが、絵里子はもちろんのこと、面接官も気づいていない・・・。(完)
 

2021年2月 6日 (土)

友達の前で着衣入浴…ストーリー公開

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 絵里子と結愛は先日、タイへの留学前に留学先の大学制服を着て「水かけ祭」を一緒にプチ体験した。その時、二人とも制服のままずぶ濡れになる事が楽しく、意外に気持ちよいことも知ってしまった。

 そんな彼女らは再びこのまえと同じ露天風呂でずぶ濡れになって遊ぶことにした。春から4年生になる彼女らは短期留学前に就職活動も開始することになっており、できることなら留学前に内定を決めてしまいたいと意気込んでいる。二人ともリクルートスーツ一式も既に購入済だった。もちろん、就職活動前なので、まだ真新しいリクルートスーツであった。
 自宅でも気軽に洗濯できるという事で二人ともウォッシャブルスーツを購入していた。濡れても問題ないのだが、就職活動で着用するために親に買ってもらったリクルートスーツを親に内緒でずぶ濡れにしてしまうことに若干の罪悪感があった。
 しかし、欲求を抑えることができなかった二人は、今、リクルートスーツ姿でこの前と同じ露天風呂の前に立っていた。

 「また一緒に水かけあって遊ぶ?」
 と結愛が絵里子に言った。
 「それもいいけど、今日はお互い一人ずつずぶ濡れになって、その姿を見せあって楽しんでみない?」
 「あっ、それもいいね。じゃあ最初は絵里子からやってみる?私はここからみてるから。写メも撮るね。」
 「うん・・・わかった。観ててね。」

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 絵里子は今朝、ジャケットやスカートのベンツ部分のしつけの糸を取ったばかりで、誰がみてもすぐに新品のものとわかる黒のリクルートスーツ姿でシャワーの前に立った。
 結愛の前で真新しいリクルートスーツでずぶ濡れになっていくという事を考えると、罪悪感はもちろんのこと、それと同時に解放感、好奇心などといった様々な感覚が心の中で交錯していた。
 しかし、結愛と一緒に体験したあの時のずぶ濡れになった時の気持ちよさを思い出すと、ふっきれたように自然とシャワーの蛇口へと手が伸びた。温度調整を終えるとリクルートスーツのスカートから徐々に濡らしていった。そして、この前は経験しなかったが、結愛に
 「今日は頭からも水を浴びるね。」
 と言った。絵里子の一方的な宣言なのでそれに対する結愛の返答は求めていなかった。絵里子はシャワーを頭からも浴びた。髪の毛から滴り落ちる水が首筋をつたってブラウスを徐々に浸透していき、胸やお腹の方まで瞬く間に勢いよく流れ込んでいく。内側からずぶ濡れになっていく感覚は初めての経験であったが絵里子にとってはこれも快感であった。

 シャワーでずぶ濡れになった後は、バスタブに入ってリクルートスーツを着たまま入浴した。この前は上半身はブラウスだけだったので気が付かなかったが、ジャケットを着ていると体が締め付けられるような感覚が強く、特に腕周りの自由を奪われた。
 しばらくすると立ち上がり結愛にシャワーをかけてもらったり、自虐的に桶ですくった水を頭から浴びて「一人罰ゲーム」を遊んだ。そんな様子を結愛は楽しそうに見ている。早く自分もリクルートスーツのままずぶ濡れになってこの前のような感覚を味わってみたいと思っているのだ。

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 ジャケットを着たままだとやはり動きずらいという事がわかったので、絵里子はジャケットを脱いで上半身はブラウス姿になってみた。当然のことながら下着がスケスケの状態を結愛にさらけ出している。第二ボタンも外して涼しくなるようにしたので、胸も垣間見れる。しかし、二人はこうした状況に陶酔し合える絆で結ばれているので、絵里子は透けている下着を結愛にみられていることに対して全く恥ずかしさを感じていなかった。
 ブラウス姿での入浴は絵里子にこの上ない爽快感と快楽を与えた。両腕も動きやすく先ほどまでの締め付けられている感覚がなく、普通に上半身裸で入浴しているように感じられた。ブラウス姿とは言っても長らく入浴していると体がほてってきたのでバスタブから出た。すると結愛が冷たい水を絵里子に向かってかけたので思わず
 「冷たい!」
 と声を上げてしまう。その後は、しばらく一人で気持ちよくシャワーを浴び続けた。しゃがんだりしながら結愛に自分のずぶ濡れの姿を見せ続けるのであった・・・。