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2023年1月

2023年1月11日 (水)

泥だらけを厭わない女優魂!

 私が中学生くらいの頃、偶然、テレビの映画ロードショーの予告CM映像で「白いタイトスカートスーツ姿」の女性が雨の中、崖を滑って泥だらけになってしまうというシーンがほんの数秒映ったのを見ました。ロバート・ゼメキス監督の『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』というアドベンチャー映画ですが、作品中に何度もウェットシーンやメッシーシーンを観ることができる貴重な映画です。
 
 冒頭で述べた「白いタイトスカートスーツ姿」の女性とは、主演女優のキャサリン・ターナーのことです。彼女は女優としては珍しく体をはって、ずぶ濡れになったり、泥だらけになるようなシーンも厭わない女優魂を見せてくれます。
 『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』では、
マイケル・ダグラスとキャサリン・ターナーの名コンビ(このコンビの冒険映画は他にもあります)で物語が展開してくのですが、泥だらけの白いスーツが乾き、泥染みとなっている状態で、しかもスカートやジャケットがボロボロになったまま、二人で移動を開始します。当然、泥だらけの服は途中のお店で新調します。
 その新しい服というのが、「冒険」にはふさわしくないようなコーディネートで、上はフリルの薄手のブラウス、下は膝下のフレアスカートです。(笑)この映画を初めて観た時は、ドキドキしていました。なぜならその恰好でまたWAM的なシーンが観れるのではないかと期待していたからです。

 その期待は裏切られませんでした。車のまま川に落ちてずぶ濡れになったり、最後の方では敵と戦う際に泥濘っぽい上を転がりまわったりしてせっかく新調した綺麗な服も泥だらけになってしまうのでした。

 ※余談ですが、この映画で出演しているマイケル・ダグラスは『ゲーム』という映画にも出演しています。それほど有名な映画ではないですが、ラストシーンが強烈なので、今でも記憶に残っています。私がここでおすすめした事で鑑賞される方もいらっしゃるかもしれませんので、プロットは語りません。
 あの『セブン』のデビッド・フィンチャー監督です。彼へのオマージュで、こんなのもアリなのかな納得した映画でもあります。息苦しくなるストーリー展開、衝撃の結末ですが・・・約2時間の鑑賞後になんとも言えない陶酔感を味わえます

 【2023年1月11日現在、NetflixやU-NEXTで視聴できます。