絵里子は中小の某食品メーカーの新入社員である。同期の新入女子社員は絵里子を含めて4名いるが、入社してからの数ヶ月、マナー研修や実務研修を本社でみっちりおこなってきた。
研修期間中は制服が支給されず、自前のスーツを着用する事が義務であるため、みんな、就職活動で使用していたリクルートスーツを着て研修に臨んでいた。
今日は、最後の研修ともいうべき「屋外研修」の日であった。朝から夕方までの一日がかりで行われる。本当は昨日行われるはずであったが、雨で一日延期となっていた。
会社が保有する農場で行われることになっており、この研修を終えることで新入女子社員達には制服が支給される。
研修期間中はスーツ着用というのが規則であるため、雨あがりの農場で行われる今日の研修でも参加者達はスーツ、つまりはリクルートスーツ着用であった。制服が支給されていない以上、ある意味やむを得ない措置である。
この研修は屋外で行われる上、あいにく雨上がりの翌日開催ということで、へたをするとスーツを汚してしまう可能性があった。その為、前日に講師からは着替えを持参するように指示をされていた。
ぱっと見はみんな同じ黒のリクルートスーツを着ているように見えるが、絵里子は研修期間中に着込んだ濃紺のリクルートスーツで身を包んでいる。他の女子達も同様にチャコールグレーや黒など微妙に色合いが異なるリクルートスーツだ。
新入女子社員達は広大なジャガイモ畑へと講師と共に足を踏み入れた。そして、本社での研修で学んだ事の一部を、本物の農場で確認している。絵里子の会社では様々な食品を加工しているが、中でもジャガイモを原材料にした商品は中心的なものである。
主要商品の原材料であるジャガイモ作りの現場で、農作物生産の苦労や尊さを直接肌身で感じさせることで、社員教育上の効果も狙おうというのが会社の狙いでもあった。大学を卒業して間もない新入女子社員達にとって、農場の土に触れるという機会が初めての者も少なくなかった。
講師に先導され、実際にジャガイモを収穫することになった。雨上がりということで足場はぬかるんでいるため、パンプスを履いた状態では油断すると滑りそうであった。リクルートスーツ姿の女子社員達は足下を見ながら慎重に足を進めた。ジャガイモの葉や茎には雨露が残っていた。
葉にスーツが触れると濡れてしまうため、足下だけでなく、その事にも気を配らなくてはならなかった。みんな、スーツの替えを持ってきているとはいえ、濡れたり汚れたりすることを厭わない者などいるはずがない。
講師から軍手を配布され手にすると、いよいよジャガイモ掘りの開始だ。
まずは講師が、見本を見せた。茎の根本を持ち、ゆっくりと力を入れながら上に引っ張っていくと、徐々にジャガイモが土の中から姿を現してきた。そして、空気中にスポッと抜ける瞬間、勢いあまって後ろに転びそうになっていた。足場が悪いせいであろう。
講師だけは汚れてもいいような恰好をしているが、絵里子達はリクルートスーツ姿だ。講師が転びそうになる様子を目撃するなり、皆、顔色が変わった。ジャガイモが抜ける瞬間は特に気を付けないと大変な事になると認識したからであった。 ~(2)に続く~
時々、こんなのあったらいいな・・・と想いを巡らせ妄想する時があります。たとえば、就職活動中の現役女子学生が働く「リクスー喫茶」とか「リクスーカフェ」などは存在しないものでしょうか。(笑)
メイド喫茶・メイドカフェなら今や市民権を得ており、あまりにも有名です。秋葉原や中野に行けばいくらでもあります。しかし、「リクスー喫茶」や「リクスーカフェ」などは私は聞いたことありません。おそらく無いのでしょう。
メイド喫茶などに比べるとニーズが圧倒的に少ないから、リクスー喫茶など経営しようと考える人もいないのかもしれません。
商売において流行にのって「ブレイク」を狙うことも大事なのかもしれませんが、長期的に継続させていく為には、他との差別化を売りにした視点も絶対必要です。それが「数こそ少なかれ盤石な基盤」を築くはずです。
そう考えると、少数派かもしれませんが、私のようなリクルートスーツフェチが絶対に存在するわけですから、メイド喫茶のようにブレイクはしないかもしれませんが、「リクスー喫茶」なるお店をつくっても浮き沈みなく安定してお客さんが集まるのではないかと思われます。
競争相手も皆無(差別化を売りにしているため)ですし、「安定」してリクルートスーツフェチの固定客がお店に足を運んでくれるはずです。私もその一人のなることでしょう(笑)
就職活動中の女子学生が面接やセミナーなどの帰りに「そのままの恰好」で気軽にアルバイトできるという利点もあります。(バイトの女子学生は着替える必要ないので楽。お客さんにとってもリアルなリクルートスーツを着た女子学生であれば萌えるはず。)
新橋や新宿などのオフィス街にオープンさせれば、意外といけると思うのですが、「リクスー喫茶」・・・ありそうでないものですね。 (完)
日本には古くから寒中禊というものが各地で行われています。中でも有名なのは東京の神田明神で毎年1月に行われるものでしょうか。
毎年、新成人の参加者が一番多いわけですが、十代から七十代くらいまで幅広い年齢の人達が参加し、近年は海外からの参加者も増えてきているそうです。
ネット上で「寒中禊」と検索し探すと、画像や動画をたくさん見つけることができます。白装束を纏った女性が冷水を木桶ですくって、頭からかぶっているのを観ていると、こちらまで寒くなってきます。本人達は、こちらの想像以上の寒さのはずです。
・・・といいますのは、毎年、私はOffice Lady SpecialのWET作品を屋外で撮影します。むろん、真夏の撮影ですから普通にしていれば寒いなどといった事はありえません。
しかし、モデルさんはスーツや制服姿でびしょ濡れになり、ブラウスまで濡れてしまうと、たとえジャケットやベストを着ていても風にあたると、みんな必ず「寒い」と口にします。「涼しい」ではなく「寒い」と言うわけです。
ですから、寒中禊で濡れた白装束姿で風にあたった女性達は「極寒」の状況だと思われます。むしろ上半身裸で褌姿で参加する男性の方が体感温度的には女性よりも高いはずです(高いと言っても「寒い」ことには変わりないのですが。笑)
女性はさすがに上半身裸になることはできませんが、白装束では生地が薄くて寒すぎるので可哀想です。
先日、「寒中禊」の映像や画像をたまたま観ていて、「リクルートスーツ&ウェット」フェチの視点から思ったことがあります。「寒中禊」では女性は、必ずしも白装束でなくても何かを身に纏っていれば参加しても良いということにならないかと(笑)
そうすれば、リクルートスーツ姿で「就職祈願」を兼ねて「寒中禊」に参加する女子学生が出てくるかもしれません・・・。(笑)そんな姿、見てみたいものです。 (完)
就職活動が本格化してきたこの時期、リクルートスーツ姿の女子学生をたくさん見かけるようになってきましたが、彼女らが着用しているスーツは殆どの場合、大手スーツ量販店から購入しているものと思われます。
洋服の青山、コナカ、AOKI、はるやま、などの大手スーツ販売メーカーは近年、競ってリクルートスーツの販売に力を入れています。昔は男性物のスーツしか販売していなかったのに、今ではどのメーカーも女性物も充実しており、特にリクルートスーツ関連は男性物、女性物の品揃えの数に大差はなくなってきたのが現状です。
どこも彼処も不況の嵐が吹き荒れる御時世ですから、必死なんだと想像できます。ビジネススーツだけでなく、リクルートスーツも売らなくては・・・男性物だけではなく、女性物もやらなくては・・・といった具合に。(事実、あるスーツ量販店の株価は例年、秋以降(新年度の就職活動者を対象にリクルートスーツが販売され始める時期)かならず上昇しています。その後また下がっていきます。笑)
最近では、「リクルートスーツ」(これは20年ほど前に生まれた造語)だけでなく、「フレッシャーズスーツ」と名を打って、【新入社員】を対象にリクルートスーツとはややデザインが異なるスーツの販売にも力を入れているようです。
リクルートスーツは無地で概してVラインが狭い傾向がありますが、「フレッシャーズスーツ」は薄いストライプが入っていてVラインも広くインナーのブラウスが見える範囲が多くなります。さらにブラウスの色も就職活動時のように白無地ではなく、カラーだったり白地にストライプが入っていたりと、リクルートスーツよりもオシャレができる要素が多いので、そこを入社式前の【新入社員】に訴えかけるわけです。
何着もスーツを買う余裕がある人はそう多くはないのでしょうが、社会人になるのをきっかけに地味なリクルートスーツを卒業する人がいるのも事実。
しかし、ここ数年の現状は、「リクルートスーツ」=就職活動+入社式+研修期間中+αと、入社後も数ヶ月着用する人が多いようです。
だからこそ、チャコールグレーのリクルートスーツ購入者が多いわけです。(チャコールグレーは、ぱっと見は黒いため黒だと思う人が多いのですが、よく見ると黒ではないと分かります。黒のスーツを着た人とならぶと「違い」が分かります。)
熾烈な競争を繰り広げ、できるだけ多くスーツを買ってもらいたいと願うメーカー(あるいは販売店)、可能な限りしばらく1,2着のスーツを大事に着て、就職活動~入社後しばらく着用したいと思う学生側。両者にはそれぞれの立場からの都合があるわけです。
街で何気なく眺めている女子学生のリクルートスーツ姿。それを見て思う事・・・「そのスーツ、着なくなったら、それ着てOffice Lady Specialに出演を!」(笑)
もちろん街中ではスカウティング活動をしておりませんので、妄想が具現化することはまずありえません・・・。(完)
ここ数年、撮影時にモデルさん本人のリクルートスーツを持ってきてもらい、WETシーンの撮影で着用してもらうことがしばしばあります。
とはいえ、せいぜいモデルさん提供のリクルートスーツは1着なので、その他のリクルートスーツやOL制服は全て私が用意することになります。(たまに、当サイトのファンの方からプレゼントしていただくことがあります。新作のOL制服は2着とも頂き物です。)
セーラー服やメイド服などのようなアキバ系の象徴とも言える服は大量生産しているメーカーがあり、それなりに需要もあるようなので、かなり安く出回っています。
しかし、Office Lady Specialで使用するリクルートスーツやOL制服といった衣装はけっこういい値段してしまい、撮影経費としてはばかにできません。
まあ、リクルートスーツ&OL制服フェチの私としては、スーツや制服の素材やデザインにもこだわっているので、この部分で必要以上に経費削減するのも本意ではありませんが、スーツや制服の質を落とさないで何とか安く手に入れることができればそれに越したことはありません。
今年は、昨年の倍以上の撮影計画があるため、必要となるリクルートスーツやOL制服はかなりの数になりそうです。実は、起用するモデルさんも2人ほど控えておりサイズも確認済みなので、この際、これから撮影するモデルさんに合ったサイズを中心に色々まとめて10セットほど購入してみました。
普通、一度にこれほどたくさん購入する人はいないでしょうから、強気に交渉できました。お店の方も1セットあたりの利益が少なくても、10セットも買ってもらえれば、それなりの利益になるという魂胆だったのでしょうか、こちらの大胆な提案に応じてもらうことができました。(完)
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