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2022年11月18日 (金)

田んぼの中の最終面接…ストーリー公開

2022111401

 「では、これから最終面接を始めさせていただきます!」
 畦道にリクルートスーツ姿の絵里子は立っている。目の前には広大な田園地帯の中にポツンとある休耕田が広がっている。

 
絵里子は今、なんと「あの休耕田」にいる。
 卒業論文執筆のために沙也加と休耕田の実態調査のため訪れ、泥んこ遊びにまで発展してしまい、二人とも泥だらけになって帰宅した・・・「あの休耕田」であった。あれから、もう2ヶ月ほどたつ。
 自由に開放されている耕作放棄地とはいえ手入れが行き届いており、いつからでも耕作を開始できる休耕田であった。まさか絵里子の就職先として第一希望である農業関連企業の保有する休耕田とは、まったく想像すらしていなかったので、最終面接の詳細をメールで受け取った時は心臓が止まりそうなほど驚いたのであった。
 しかし、私服で泥だらけになって遊んだあの日、帰り際に感じた直感、因縁がこのような形でそれほど期間を経ずに実現してしまうとは運命を感じざるを得なかった。

 最終面接では必ず着替えを持ってくるようにとだけ指示があった。普通に考えて着替えが必要という事は、面接ではなんらかの実技をして汚れる可能性があるということを意味していた。
 絵里子は沙也加と先日、私服のまま泥だらけになった時に「泥だらけになる快感」を味わったので、今日はリクルートスーツのまま思いっきり泥だらけになれるかもしれないことを楽しみにしていたのであった。

 「青野絵里子さん・・・・着替え忘れたのですか?」
 「いえ、持ってまいりました。」
 「ではなぜ着替えないのですか?」
 「着替え・・・面接だからリクルートスーツのまま受けるものと・・・」

Dm27bst_1

 面接官たちはリクルートスーツのまま今にも田んぼの中にとび込みそうなオーラを出している絵里子を不思議そうな顔で見ている。
 絵里子は面接官の方に目を向けると、黒縁のメガネをかけストライプの入った濃紺スーツを着ている中年男性が目に入った。日の光にメガネのふちがキラリと反射したからだ。
 顔全体がはっきり見えなかったが、スマホを眺めながらなぜか頬が緩んでいることだけは確認できた。そしてスマホをスーツのジャケットの内ポケットに入れると他の面接官達よりも一歩前に出た。

 「入社後に泥だらけになることもあるので、泥で汚れる事への抵抗感が無いかどうかを見させていただきます。田んぼの中で体力測定など色々なことをやっていただきながら泥だらけになってもらいます。だから着替えを持ってくるようにと指示したのですが、スーツのままとは申しておりません。」
 「承知しております。面接なので私はリクルートスーツで受けさせていただきます!着替えは持ってきていますし泥だらけになっても構いません。そのつもりでここに参りました!」
 「なんとも頼もしい新入社員候補だね!!!」
 とメガネが既に絵里子の内定を決めたかのような口調で言った。

 ・・・メガネは2ヶ月ほど前に部下からスマホに写真付きのメールが送られてきたことを思い出していた。
 そのメールは社の休耕田で泥んこ遊びをしている女性2人がいるという報告と、その泥んこ遊びをしている2人の顔がはっきりわかる写真であった。メガネは、目の前にいる絵里子が写真に写っていた2人うちの1人である可能性が非常に高いと疑っているのだ。

 「では、最終面接を始めます。事務的なことは既に今までの選考で分かっておりますので、ここでは実技的なことのみを実施します。」 
 「よろしくお願い致します!」
 面接官に促され絵里子は田んぼの中に足を踏み入れた。そして、泥の感触を確かめる。「この前」とまったく同じ感触だったので、すぐにあの時の感覚が蘇ってきた。この前は私服だったが今日はリクルートスーツだ。汚したり濡らしたりしないように注意して着るべき服の象徴でもある。絵里子はこれからどうなるのかということを想像するだけで胸が高鳴った。今回は自分の意思で泥だらけになっていくわけではなく、面接の実技選考という性質上、何をするのかは面接官が決める。そのことが逆に絵里子のドキドキ感をくすぐった。
 「(もし、いきなり匍匐前進なんて言われたら、このスーツいきなりすごいことになっちゃうよ~。)」
 絵里子はどんな指示が来るのか心の中でワクワクしながら待ち構えていた。

Dm27bst_2

 「では、最初はこの田んぼの泥質に慣れてもらうために軽くランニングをしてください。」
 「もう、存じ上げております!」
 と、思わず絵里子は返事をしてしまった。
 このまえ、ここで泥んこ遊びをしたのだから面接官以上に【存じ上げている】のだった・・・が、さすがにその返答はまずかった。絵里子は、しまったと思った。なぜならば、面接では相手に対して精神的奴隷を演じるのが鉄則であり、心証を悪くする発言などは控えるべきだからだ。当然、面接官は絵里子の発言を黙殺するはずもなく、その発言の意味を問うべく当然の質問がかえってきた。
 「青野さん・・もう・・・? 分かっている・・・とはどういう意味ですか?」
 「あっ・・・すみません。体力測定とおっしゃっていたので、最初はランニングで次は草むしりかなと勝手に想像しておりました。自分の想像通りだったので思わず、【もう、存じ上げている】と条件反射的に申してしまいました・・・。」

 メガネは今さっき自分が抱いた疑いは確信へと変わった。
 「想像通り?(笑)青野さん、ランニングの次は何か想像できますか?」
 「(・・・・?)」

 絵里子は言われるがままにランニングを開始する。何往復か走っているうちに泥ハネが黒のタイトスカートを徐々に汚していった。
 「青野さん、次は草むしりではないですよ。それじゃものたりないですよね!」
 「(・・・・!)」
 絵里子は面接官の言葉が何か意味ありげで不思議に感じ始めた。

 メガネは泥フェチでもあり、社の人事権を持つ立場上、入社希望者を泥だらけにすることを楽しむために最終面接を休耕田で実施しているのであった。「泥に慣れてもらう」「体力測定」とは口実である。メガネの本意は最終選考の場に到達した入社希望者が泥だらけになることをどれだけ心から楽しんでいるかを見る事・・・それが最終面接での大きな選考基準であった。
 たいていの志願者は泥だらけになるということで、ジャージなど汚れてもいい恰好になって最終面接に参加するが、絵里子はリクルートスーツ、それもタイトスカートスーツで挑むという事に衝撃と当時に喜びを感じ、メガネは自分の職権を行使し既に絵里子の内定を決めていたのであった。
 もちろん、絵里子はそのことはまったく知らないが、今となって、この最終面接は形骸化し、メガネの願望を実現させる場となったのだ。

 「青野さん!ここから最終面接がいよいよ始まるといっても過言ではないですよ!リクルートスーツ姿でどこまでできるか頑張ってくださいね・・・。」
 先ほどまでスローボールを投げていた面接官が徐々に球速を上げていこうとしている。絵里子は、自分の想像以上にリクルートスーツが泥だらけになっていく運命にあることを知らない。

作・ジュテーム家康)

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