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2010年1月23日 (土)

あこがれの着衣入浴(3)・・・最終章

 バスタブの中に入っていると額から汗が滴り落ち始めた。そのまま、さらに数十分ほどお湯に浸かっていると汗がさらに噴き出てきた。しかし、辛いというよりも、どちらかというと汗と一緒にストレスや体の老廃物を出し切った感じがして、すっきりと気持ちが良かった。

 しばらくすると、絵里子はバスタブの水面に浮かんでいるスーツや下着などを拾い上げ、バスタブの底の栓を抜いてお湯を流し始めた。そしてスーツなどを洗面所にある脱水機の中に無造作に置いた。
 スーツのジャケットとスカートは、本来は水洗いは駄目である。しかし、普段、スーツ姿で着衣入浴を楽しんだ後は、こうして脱水して室内で乾かしておき、乾いたら、アイロンで皺をほどほどに整えてからクリーニングに出している。絵里子にとってはルーティンワークであった。
 
 髪の毛からはまだ水がポタポタと滴り落ちていたのでタオルで軽く押さえて水分を吸収させた。そして、バスローブを纏うと部屋に戻った。
 部屋にはいるとクロゼットの扉が開いていて先ほどハンガーにかけた会社の制服が目に入ってきた。おろし立ての制服だということを証明する真新しい生地特有の匂いが仄かに漂ってきた。明日、絵里子が着衣入浴するための制服だ・・・。

 管理がしっかりしていてなかなか持ち出すことさえできない会社の制服が絵里子の目の前にあるという現実。その制服を眺めていると絵里子は鼓動が激しくなってくるのを感じた。その鼓動を抑制するには、もはや制服を今着用することでしか解決できないと悟った。
 気がつくとタンスの引き出しから下着やパンストを出して体に身につけていた。そして、絵里子の手はクロゼットの濃紺の制服へとのびていった。リボン付きブラウス、タイトスカート、ベストの順にゆっくりと着ていった。そして、冬服として支給されるジャケットもその上に羽織って、しっかりとボタンをとめた。

 「今日は、ここまでだよ!」と理性で抑えようとするが、すぐさま潜在意識のもう一人の自分が「今すぐそのままお風呂に入りたいんでしょ?」と誘惑した。
 「今日は、制服着たまま寝ることにしようかしら。お風呂は明日ね。」と強く自分の心に言い聞かせた。
 ふと、濡れた髪が手に触れると、先ほど髪を濡らしたもののシャンプーやリンスをしていない事を思い出した。
 すると、もう一人の自分が「シャンプーとリンスもしないとね。良い口実が見つかったわね。」と顕在意識に呼びかけてきた。

 絵里子は濃紺の会社の制服姿のまま、再び浴室へ向かった。シャワーのレバーを回しお湯を出してちょうど良い温度に調整すると、目を静かに閉じた。そして、ゆっくりと・・・シャワーの噴き出し口を手前に向けて顔に浴びせた。
 お湯が顔から首筋をつたわって胸や背中に流れ落ちてくるのを感じた。ジャケットとベストの下のブラウスはびしょ濡れとなって、これ以上吸収できなくなったお湯が流れだし腰や太股を濡らし始めた。スカートも瞬く間にずぶ濡れとなって足下までお湯が流れ落ちてくるまでにさほど時間はかからなかった。

 シャワーを顔から頭の上へと持っていった。絵里子はまだ目をつぶったまま、シャンプーを手に取って髪を洗い始めた。すると、シャンプーの良い香りが浴室を全体を充満させた。ゆっくりと丁寧に髪を洗い、ある程度、泡を洗い流したと思ったところで目をあけた。
 視線をおろすと、びしょ濡れとなったジャケットやタイトスカートには所々泡がついていた。すぐさまシャワーをかけて洗い流した。そして、からだ全体、つまりは、制服全体にもシャワーをかけていった。

 ここからが絵里子にとって、着衣入浴の本番だ。シャワーを浴びている絵里子の横では蛇口からバスタブの中に再び勢いよくお湯が注がれているのであった。 (完)

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コメント

>ココーズ さんへ
いつもコメントありがとうございます!
そうですね。絵里子はきっとストレス解消になったと思います。
また、「別の」絵里子の登場をお楽しみに!

遅くなりましたが、すばらしい作品をありがとうございます。
特に、「もう一人の自分」「良い口実」という表現が、揺れる心情をよく描いておられると思います。
制服でびしょ濡れになったとき、きっと彼女は最高のストレス解消ができたことと思います。
制服はポリエステルでしょうから、濡れても乾きやすくまた傷みにくいと思います。
これからも、彼女にそういう機会がたくさんあることを私からも願っています。

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