中世ヨーロッパはMESSYの宝庫?
中世~近世ヨーロッパを舞台にした映画では、出演女優さんはロング丈のドレスを着ていることが多いです。ウェディングドレスのようにボリューム感があり、またスカート丈も異常に長いので歩くときには必ず地面を引きずることになります。その結果、ぬかるんだ場所などを歩くと必然的にドレスのスカートの裾は汚れてしまいます。
ヨーロッパであれ日本であれ国を問わず、昔は今現在のように道路が舗装されていない箇所が圧倒的に多かったわけです。昔は、日本で言えば田園風景に象徴されるように「土」の文化であったはずです。それはヨーロッパなど世界の他の地域でも例外ではありません。辺り一面、自然の訳ですから、その母なる大地は「土」ということになります。
想像するに、今と違って日常的に女性は丈の長い服を着て、歩いて移動することが多かったと思われます。そして、道はといえば、基本的には舗装されていない土壌を歩くわけですから、雨あがりの数日間などは特にぬかるみの上を歩くこととなったでしょう。女性達は、服が泥だらけになる事を覚悟で(それが普通)服を身に纏っていたものと考えられます。
そして、昔は、服を着たまま海水浴や入浴するのが習慣でもありましたから、屋外を歩く時にスカートの裾が泥で汚れてしまうというのは、日常的な出来事の一つであると、当時の女性は受け入れていたものと推察できます。
したがって、ドレスを着用した屋外シーンがある映画では、自然な展開でメッシーシーンが観られることがあります。ぬかるみの中を綺麗なドレスを引きずりながら歩いているうちに、ドレスのスカートの裾は徐々に汚れていくわけです。
時間をかければ色々思い出せるはずですが・・・、すぐに思いつくところで挙げれば、『ピアノレッスン』や『ラストオブモヒカン』などが印象に残っています。どちらの映画も15年くらい前の作品です。
いずれの作品中でも主演女優がロングドレスの裾を引きずり(手でたくし上げてもまだ地面に付くくらいの丈の長さです。)裾を泥らだけにしているシーンが観られます。
『ラストオブモヒカン』に関してはWETシーンもけっこう楽しむことができます。この映画の主演は以前もブログで触れたことがありますが、「マデリン・ストウ」という30歳前後(主演当時)の綺麗な女優さんです。
なぜか彼女の主演作にはWETやMESSYシーンが含まれる事が多いので、高校時代の私はこの女優さんのことが気になり、出演作はほぼ全てチェックしたものです。 (完)
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