懐かしき田園風景
先日、とある県境の山村に行ってきました。辺り一面、山々と「田んぼ」「畑」ばかりです。都会の喧噪を離れて自然の中で時間を忘れてゆっくり過ごすのもいいものです。子供の頃は馴染みのあった風景ですが、多くの現代人は都会に移り住み、コンクリートの塊の中で時間に追われながら生活しています。それ故、お盆や年末になると、「渋滞」や「満員電車」と引き替えに「原風景」を求め帰郷するわけです。
もちろん、人間は日常的に、自然に癒されたいと思っており、それは当然な心的状態です。ただ、今回の私の旅は、ゆっくりばかりもしていられません。なぜならば、もう一つの目的は「撮影候補地探し」でもあったからです。(笑)
ブログの中では何度か書きましたが、屋外撮影を行う場合、私は、事前に何度か足を運ぶことを常としております。時には女友達やポートレートモデルを同伴しカメラテストも行います。今回は場所柄、私一人での偵察旅行となったわけですが、様々な情報が収集できたと思います。
情報収集といってもそれが良い情報だけとは限りません。辺りにはまったくお店はないですし、自動販売機すらありません。撮影となれば当然、大量の水分を持参しなくてはなりませんし、食糧も確保する必要があるでしょう。
良い情報としては、ギャラリーは0ということでしょうか。屋外撮影に慣れてきたとはいえスタッフ以外の人間が周りにいるのといないのでは違います。いない方が撮影の進行度が早いでしょうし、余計な気をつわなくて済むので楽だからです。
写真の田園風景などからご想像いただけると思いますが、今回の撮影「候補地」探しは、泥んこMESSY撮影を念頭に入れていました。もちろん、今年の田植えは終わっていますから、ここで撮影を行うとしたら、早くても来年以降になることでしょう。(農家との撮影交渉が無事に終了するという条件付きですが。)遠いのでなかなか行ける場所ではありませんが、農家へ「三顧の礼」を尽くす必要がありそうです。
今の時代、農家はどこもかしこも人手不足と後継者不足です。田舎の小規模農家では今だに人力で田植えを行う場所もあり、そういった所では「田植えアルバイト」を必要としています。私としてはバイト料をいただくどころか、「場所代」を払ってでも「お手伝い」したいのですが。・・・といっても、「お手伝い」するのは「リクルートスーツを着た女性」で、私はただカメラを回し続けるのですが。(笑) (完)
>カナ さんへ
はい、上手く撮影に至れば理想に限りなく近い作品が撮れるはずです!
かなりハードルが高い候補地なので、他にも探してみたいと思います。
投稿: OLS管理人 | 2009年8月11日 (火) 00:49
もし事がスムーズに進んだならば、かなり夢が膨らむ作品になりそうですね!
投稿: カナ | 2009年8月 8日 (土) 03:59