フェチ画像のニーズ
2011年の地上デジタルテレビ放送の開始、インターネット等のインフラの飛躍的な発展など、今後ますます映像を主としたコンテンツが様々な形で配信されていくものと思われます。地上デジタルテレビ放送の開始後には、それまで使用されていたアナログ放送の電波帯域を携帯の動画配信で利用するなどの計画も進行中であり、時代はまさに映像のオンパレードです。今でも、携帯電話でYoutubeなどの映像を手軽に観ることができ、数年前までは考えられなかった状況となっています。
今の時代、映像に重点が置かれがちですが、映像はそもそも写真技術の応用で、一枚一枚の「画像」の連続体にすぎないのです。テレビや映画のアニメがそうであるように「パラパラ漫画の原理」、つまり、人間の目の残像現象を利用したものが映像であるわけです。これはデジタル化がどんなに進展しようと変わりようのない根本原理です。
一瞬を記録したものが写真であり、その一瞬一瞬を継続的に記録したものが映像であるわけですから、「映像」の「一部分」ともいえる「写真」に強い魅力を抱くのは理にかなっていて自然な現象です。映像は気に入ったシーンがあっても「ポーズボタン」を押さなければどんどん次のシーンへと動いてしまいます。しかし、写真は気に入ったものがあったならば、それをいつまでも眺めていることができますし、その一枚の写真をもとに想像力を膨らませることすらできます。映像にも映像の魅力がありますが、写真にも静止画像特有の魅力があるわけです。
そのことは、Office Lady Specialの画像のニーズからも知ることができます。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私のホームページでは約3年ほど前までは画像のみの発表・販売で、その後しばらく映像(DVD)と画像(デジタル写真集)の発表・販売を並行して行っておりました。そして、2年ほど前に完全に映像(DVD)のみに移行しました。画像の販売を停止したわけですが、その後、画像販売再開のリクエストや問い合わせなどが増えてきました。それは私が予想していなかった反応でした。
もしかしたら私のサイトの作品に限ったことではないと考えられますが、ことフェチ作品に関しては映像よりも写真(静止画)の方を好む方もたくさんいらっしゃるような気がしています。
前述しましたが、写真には映像には無い写真特有の魅力と奥深さがあります。リクルートスーツ姿のモデルさんが繰り広げる、WETやMESSYといったフェチシーンの「鮮烈な一瞬の姿」を表現しているのが写真です。WETシーンを例にすると、映像も写真も、どちらも最初は乾いたリクルートスーツを着たモデルさんの姿から始まり、最終的には全身びしょ濡れになっていきますが、映像ではその一部始終を観ることが出来ます。濡れ方、モデルさんの表情などすべて収められています。
それに対し、写真は濡れていく様子が「断片的」に収められているので、その前後の埋め合わせは写真集をご覧になっている方々がそれぞれ頭の中で行うのです。前の写真ではスカートの裾だけが濡れていたけど、次の写真ではスカートが太股あたりまで濡れている・・・・・徐々にバスタブに入って濡れていったのか? それとも一気にバスタブに浸かって濡れたのか?・・・・といった具合に、どのようにしてスカートが濡れていったのかを頭の中で妄想しながら鑑賞する楽しさが写真集にはあります。そういった写真集の魅力を知り尽くしたファンは多いと推察できます。 (完)
現在、写真集は当サイトにてCD-R写真集として好評販売中です! また、フェチ作品のダウンロードサイトである「キノワークス」さんでもOffice Lady Specialの写真集を販売中です。すぐにご覧になりたい方はダウンロードでの購入が便利です! CD-Rもダウンロードも写真の内容・枚数・質などはまったく同じです。
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