第10回 青春ノスタルジー「制服」(学生服編)
水に濡れると色の変化が分かりやすい濃紺、水が染み込むとずっしりと重量感を増すボリューム感のあるプリーツスカート、透けやすい白ブラウス・・・など、学校制服にはWET向きな要素が満載!
また、WETフェチの方々の中には学生時代に偶然垣間見てしまった、気になる女のコの制服でのWETシーン(ex. 突然の雨に打たれる)が原初体験になっている人も多いので、学校制服はあの青春のドキドキを再現するのに欠かせない衣装なのである。
私のリアル学生服は、中学校はセーラー服でした。
夏服は白地の上着に明るいブルーのリボンタイで、「黄金咲ちひろ 復刻版DVD(WET&MESSY&RIP)」に収録のものとかなりそっくり!Office Lady Specialの撮影であれを着た時は懐かしい感じがしたものです。
そして高校は濃紺ブレザー。
ブラウスは丸襟で、スカートは2タックプリーツの台形と、ちょっとレトロ感を残した珍しいデザインでした。合服はブラウス+ベストで、私はこの組み合わせが結構好きでしたね。
当事者の女子達には丸襟ブラウスは超・不評。
周りの友達は、シャープなイメージの角襟やカジュアルなポロシャツが制服の他校を羨み、「ウチは一体何を血迷って丸襟にしたんだー!?」と、我が高のダサさを憂いていたものです。
その後何年も経って、この世界を知ることとなり、ブラウスのディディールにこだわる制服好きな人々の中には、特に丸襟が大好物!という人にもかなりいることが分かった。
へぇ~っ、女子高生があんなに嫌っていた丸襟も、フェチ男性からはこんなに熱い視線を注がれているのかと少し意外だった。また、学校制服でのWETは、ユーザーの年齢層的に感情移入しやすい70年代風の長めスカートでの入水、などが好まれることも多い。
今思えば、私のリアル制服はかなりWET向けの衣装だったのかも・・・。
(今回で終了)
第9回 職業制服
働く女性は美しい。職業制服姿の女性は何割か増しで魅力的に見えたりするものだ。
コスプレ衣装としても、ナース、フライトアテンダント、女性警察官・・・などは定番中の定番。
私もこういったコスプレ衣装のプロデュース業もしていますが、コスプレ業界で一番の売り上げを誇るのは今も昔もセーラー服とナースなんだとか。職業系ではナースがダントツ、永遠の憧れなのですね。
よく行くお店の素敵な制服姿のお姉さんを眺めては、その非日常的な姿を見てみたい、という願望を密かに抱いている人は多いので、私もあちこちのフェチ作品で、有名企業のホンモノ制服で縛られたり、濡らされたり・・・といった経験をしてきました。
某携帯電話会社、某ファーストフード店、某パン屋、某観光バス会社のガイドさん・・・こういったホンモノ制服は、オークションで数十万円の高値で販売されていることも。
業種によってはセキュリティ上の理由から市場への流失、転売を防ぐため制服の持ち出しが厳しく管理されていることも多く、中には社員の人から個人的に借りてくるなど、特別なルートでやってきたものもありました。
とりわけ、二大航空会社のフライトアテンダントと、某都市銀行のリアル制服を着たことは、貴重な体験です。 (次回に続く)
第8回 「脚フェチ」
「フェチ」という言葉が気軽に使われるようになり、「お前、何フェチ?」なんてトークになることもしばしば。
フェチビギナーにとってはこの質問はそのまま「女性の身体のパーツのどこに目がいくか?」と同義になっていることも多いものですが、パーツフェチを語る際、おっぱい、お尻と並んで人気なのが「脚」。
「脚フェチ」は最もメジャーなフェチのひとつなのです!
今回は特に、脚を美しく演出する“第2の皮膚”・パンストに包まれた脚を偏愛する=“パンスト脚フェチ”(ナマ脚と区別して)を取り上げてみましょう。
社会人女性にとって、メイクをすることはマナーの一環ですが、脚もまた然り。ナマ脚がカジュアルなスッピンなら、パンスト脚はメイクを施した外出用。パンストを履くことによって、脚は、よそいきのオフィシャルな存在になる。
OLやリクスーにパンストは必須。パンスト着用が義務付けられている職場も多く、パンストは女性のお仕事ファッションにおいて制服の一部のようなものなのです!
Office Lady Specialに登場するのは、スーツと共にコーディネートされるパンストなので、実際に隣のOLさんが履いていそうなナチュラルベージュ系かブラック、ということになる。
また、OL・スーツフェチにとっての脚フェチでは、その上下の魅せ方も含めて「タイトスカート+パンスト美脚+ヒールパンプス」の3点セットで鑑賞されている。
“足”フェチの領域にもなりますが、つま先の補強の有無は永遠の議題。これは圧倒的に切り替え有りが人気!
“本来見せるべきではない部分”を垣間見てしまった、ちょっと得した気分♪
お座敷では会話もそっちのけで同僚のパンストのつま先ばかり凝視してしまう・・・、なーんて変態な輩も多いようです。
同様に、太ももより上の切り替えも、あの色の変わり目は「下着」領域の境界線。スリットから覗けばおいしい“パンチラ”なんです!! (次回に続く)
第7回 「汚されたリクスー ~MESSY~」
MESSYにも全身に金粉やペイント、顔面にパイ投げ、靴や服を汚すことに特化したもの・・・といろいろありますが、リクスーをこよなく愛するOffice Lady Specialではもちろん、“リクスーを”泥や食材などで汚していきますよっ。
例えば、Hなことを連想させる白濁液(コンデンスミルク等)の発射など。濃紺や黒が多いリクスーだからとりわけ際立つ。
フェチは記号の読み替えだ。
洗髪フェチでは、黒髪にシャンプーの白い液体が乗せられた“髪射”の瞬間は一般AVにおける“顔射”に当たるヌキどころだと言う人もいるけれど、リクスーフェチならこれもそういう意味を持つクライマックスになり得るのかも。
これはリクスーがイメージさせる清らかな女子への陵辱願望?OL制服の場合はセクハラ的妄想も広がりますね♪
また、屋外でリクスー姿での匍匐前進やヘッドスライディングなども。
リクスー女子 = 女子大生以上、社会人未満。中途半端で未完成な存在の象徴としての真新しいリクスーが泥や土埃にまみれて汚されてゆく。
それは、これから経験する大人社会に「汚され」てゆくことの予兆なのかもしれません・・・。 (次回に続く)
]]>第6回 濡れそぼるリクスー ~WET~
WET&MESSY(簡単に言うと濡れ&汚れフェチ)という、フェチの一大ジャンルがある。その中でもいろいろと細分化されているのだけれど、今回は服のまま濡れる“着衣WET”にスポットを当ててみよう。
最も一般的なのはシャワーや入浴によるWET。
ご家庭でも簡単にできるプレイなので、真性WETフェチの方々の中には実践している人も多いそう。
「乾かすのが大変」とか「服がダメになっちゃう~」といった大人の理性は思い切って捨てて、よそいきのスーツや高かったドレスをびしょ濡れにしてこそ、背徳感や罪悪感と相まって性的興奮度もアップするというもの。
入浴前に「さ~て、今日は何着てお風呂に入ろうかな?」と、ワクドキしながらクローゼットを開けて衣装選びをするんだそうな。
普通我々は、何も考えずに服を脱ぎ出し裸になるけれど、入浴前にこんな時間を持てるというのもちょっと楽しいかも・・!?
また、WETは屋外でダイナミックにやることもできる。大雨に打たれる、海に入る、ペットボトルの水をかける、ビールかけ・・・等など。
Office Lady Specialでは、リクスーやOL制服のまま真夏の海水浴場に飛び込んだり、晴れた日に屋外撮影会で参加者の皆さんに水やビールを四方八方からかけられたり。こうした、リクスーや制服と結びつかないはっちゃけた姿に、フェチが愛する「非日常感」が生まれるのです。
ここでは、水しぶきが飛び散る瞬間を巧みに捉えた、“スプラッシュ系”と呼ばれる写真が好評でしたね。 (次回に続く)
]]> 第5回 OL制服のWET&MESSY、RIP
あなたの職場でも隣の席にいるかもしれない制服姿のOLさん。街を歩けば見かけるOLさんは憧れの“きれいなお姉さん”・・・。
OL=日常目にする身近な存在だ。
でも、同僚だから、職場という真面目な場所だから、お堅い制服を着てるから・・・、犯したいけど犯してはならない、手が届きそうで意外に届かない。
我々は日常を壊したい願望を抱え、夢想しているのでしょう。クラッシュ(踏み潰し、破壊)フェチなどは分かりやすくダイレクトだが、これを衣服に行うならRIP(切り裂き)となり、濡らす、汚すもまた、本来の状態を著しく損なう行為=「秩序の崩壊」なのだ。
また、実践派の真性WETフェチの人々は、ストレスの開放手段として思い切って大事な衣装のまま入水する。染み渡る水と戯れ、水に身を任せる・・・。
万物の原型「火・風・水・地」において水はメンタル面を表している。タロットカードにもよく描かれる、水を流す図は、こだわりを捨てる、過去を水に流すなど、抱え持っているいらないものを手放せとのメッセージ。
日常への愛着と、日常からの脱却願望。
日常と非日常がゼツミョ~に交錯するところに萌えポイントがあるから、映像化されたWETやMESSYシーンはとってもシュール。
現実ではまず目にすることはできないから、Office Lady Specialがお送りする作品であなたの夢を叶えて下さいねっ♪ (次回に続く)
]]> 第4回 私のリアル・リクスー
私の就職活動中のリクスーは、グレーのピンストライプでした。薄グレー地と濃グレー地を2セット持っていました。
私の中ではピンストライプはなんだかデキる人のイメージで、今でも撮影の衣装で着るとちょっと嬉しい、個人的に好みのタイプです。
大学の入学式用に買ったもの(確か無印良品!)を再利用していたので、就職活動用のいわゆる「リクスー」ではなかったものの、私のメインリクスーはそれでした。
ボトムはスカートとパンツがセットになっていて毎日のようにある説明会や面接に、その日の気分や業種によって(フェミニンさを求められる職場なら断然スカートスーツが良いとか、総合職など女性でもキャリア志向の募集枠ならパンツスーツが意外に良いとか・・)着回していました。
ブラウスは、ピケ(畝織/うねおり)の梅色ピンクか軽い光沢感のある水色(どちらも前立ては比翼仕立て)を愛用、ひどい時はツルテカ光沢サテン地のグリーンを着てたこともありますから、今思うとかなり派手目、個性的なリクスー姿だったかもしれません。
私がリクスーフェチのロマンとしての正しい「リクスー」を着ることになるのは、ずっと後にフェチモデルになってから、就職活動とは無縁の年代になってからのことになるのです。 (次回に続く)
]]> 第3回 イレギュラーなリクスー
私は大学卒業後、今の(資)黄金の夜明けを設立して独立する前に、1年弱会社員を経験しました。
私が就職活動をした年はかなりの就職難で、大企業でも内定者を2~3人しか採らない、なんてところも多かったものです。面接は5次くらいまで用意されていることもあり、勝ち抜いてゆくのはなかなか熾烈なバトルでございました。
私は40社以上の就職活動を体験しましたが、業種や企業によって異なる、求められるイメージを体現するには“戦闘服”を変えて臨むことが必要になってきます。
今回は、いわゆる「リクスー」イメージとは随分違うリクスー例をご紹介しましょう。
最も早い時期に募集が始まるのが、テレビ局のアナウンサー試験です。
というわけで、アナウンサー志望だろうがそうでなかろうが、すでに青田買いで内定者なんて決まっていようが・・・、そんなことは関係なく「これから始まる就職活動というものの練習台」として多くの学生が手始めにこれを受けます。私が行った時も某キー局には確か数千人(!)が集まっていたような。
タレント性も兼ね備えた人気商売でもある女子アナ就活には、白、ピンク、水色、クリーム色・・・等のパステルカラーのスーツがウケが良い、という説があります。
履歴書も、左上に小さな証明写真を貼るのではなく、専用の用紙にL版サイズの顔写真と全身写真を貼るというもので、むしろオーディション用紙の体裁。そこに私はツイードの水色のスーツ姿の写真を添付した記憶があります。その姿はそのままキャバクラで接客していてもおかしくない感じ。が、この業界ではこういう「リクスー」も大いにアリなんです!
また、某高級ブランドは会社説明会も帝国ホテルで開催。グループ面接時にはそのブランドのバッグ持参で「ユーザーです!」猛アピールの受験者がズラ~リ。そこにリクスー女学生特有のダサさやおぼこさはなく、セレブ感が充満する光景。
Office Lady Specialの撮影で「白ブラウス+3つボタン濃紺ジャケット」に合わせて持ってるような黒いナイロントートの人なんていませんから~っ! それじゃ勝ち目ない場所もあるんです・・・。
リクスーの理想と現実。 (次回に続く)
]]> 第2回 Office Lady Special 撮影秘話 (後編)
WET撮影というと、小さなバスタブの中だけで展開する場合も多く、カメラアングルにも限界があるものですが、Office Lady Specialでは、大胆な屋外ロケも敢行しています。
真夏の炎天下、暑苦しい黒のリクスーを着込んでグラウンドを匍匐前進したり
(土によるMESSY。暑いし埃っぽいしでツラかった~。こんなスポ根な新入社員研修を行う企業があったら絶対に就職したくありませんねぇ)、シーズン真っ盛り、家族連れで賑わう海水浴場にOL制服で乗り込み波に打たれたり・・・、シュールな経験は枚挙にいとまがありません!
当たり前ですが、海水浴場では周りはみんな水着、海パン姿のフツーの人々。ここでスーツ姿で入水する女は完全にどうかしているので好奇の目が集まる。
皆がお揃いのものを着る、画一化された、無個性の極みであるはずの“制服”。それがここではこんなにも浮いた存在になるための衣装になろうとは!こんなに露出度ないのに!着ていることがむしろ恥ずかしい。
「羞恥」とか「異端」とか「個性」なんて・・・、
環境によって簡単に揺らいでしまう、不確かなものなのです。 (次回に続く)
第1回 Office Lady Special 撮影秘話 (前編)
Office Lady Specialのサイトや作品をご覧の皆さまこんにちは!
黄金咲ちひろでございます。
こちらではたくさんの作品に出演させて頂き、いつも大変お世話になっております。各種フェチ作品総出演数は200タイトル超え、これ以前にもWET系の撮影も数多く経験してきた私ですが、一口にWET(衣服濡らしフェチ)と言っても、「どんな衣装を濡らしたいか?」の好みは実にさまざま、メーカーによってテイストもかなり異なっています。
その中で、OL制服、リクルートスーツに特化してブレない独自のポジションを確立し続けているOffice Lady Special。今回は、そんなOffice Lady Specialならではの撮影秘話を少々ご紹介したいと思います♪
私はここの撮影で、「白ブラウスに濃紺の3つボタンジャケット」といった、実生活で着たことがないほど「正統派」すぎるリクスー体験を何度もしました(私が当事者ならここまで面白みのないリクスーはきっと買わないであろう・・)。
リクスーフェチ界ではそういうのが人気なことは後によく理解しましたが、ベーシックすぎてややダサさも漂うスーツこそ、就職活動中の女子学生という未完成で曖昧な存在のおぼこさを表すのに相応しいのでしょうね。
今ではリクスーフェチにとっての最も正しいリクスーはコレ!という気さえしています。 (後編に続く)
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