農業関連企業の面接帰り…DL販売開始
本日から「農業関連企業の面接帰り」のダウンロード販売を開始致しました。(デジタル写真集の販売は現時点では未定です。現在は動画のみの販売になります。)
本作品は、今秋(10月~11月)リリース予定のBD/DVD「屋外泥んこMESSY作品集5~農業へのいざない~」(メッシーシリーズ:商品番号DM11)に収録する1シーン目となります。
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本作品は、以下のストーリーを基に映像化したものです。先日ブログでお知らせしましたが、このストーリーは「ロイ」さんが考えたものです。私が普段ストーリーを書く際、主人公の女性(たいていは女子学生)の名前を絵里子として統一しています。そのことを考慮していただいて、主人公の女性を絵里子という名前でお書きになってくださいました。
農学専攻の女子学生が就職活動の時に、農業系の仕事に就きたいと考えていたものの、不本意ながら一般企業の事務職に就くことになり数年間OLとして働いていました。しかし、農業関連の仕事への想いを捨てきれず、転職活動を開始することになります。そして、ある農業関連企業の書類選考に通り、面接にいくことになるのですが、その面接の帰りにある出来事に遭遇し、最終的には泥だらけになってしまうという物語です。
【ストーリー】(作:ロイ)
オフィス街に事務所を構える某企業で事務職をしている絵里子は仕事のことで悩んでいた。絵里子は大学で農学を専攻しており就職活動時にも農業系の仕事に就きたいと考えていた。しかし思いも空しく絵里子の気持ちを汲んでくれる企業は現れず結局は希望度の低い今の職場に不本意ながら所属することになった。
それから3年、何とか勤め上げてきたが最近は「転職」の2文字が絵里子の頭を占めるようになった。「そろそろ潮時かな」と絵里子は転職活動を始めることにした。
転職活動を本格化させたある日、絵里子は有休を使って郊外の農業の盛んな地域に赴いた。書類選考を通過した企業の面接に参加するためである。面接自体はスムーズに進み面接官との会話も弾んだ絵里子は手ごたえを感じていた。訪問先の企業から帰宅するにあたって絵里子は最寄りの駅まで徒歩で向かうことにした。行きはタクシーを使ったのだが目的地までの距離が短かったため帰りは徒歩で行けると考えたのだった。さらには自分の仕事場になるかもしれない田園地帯を徒歩でゆっくりと眺めたかったのだ。
面接の担当者にその旨を伝えると社名も印字されたかなり詳細な地図をもらうことができた。
「弊社の本社はこんな辺鄙な場所なうえ、携帯も圏外になりますからね・・・」
来客が道に迷うことが珍しくないため予め用意しているのだと面接官は苦笑しながら話していた。絵里子は地図を確認しながら最寄りの鉄道駅まで歩いていた。
交差点に差し掛かり順路を地図で確認しようとした瞬間突然の突風が吹き地図が飛ばされてしまい近くの休耕田に落ちてしまった。「社名入り」の地図が何かの形で会社に戻ることがあれば面接官からの心象の悪化は避けられない。
一瞬頭の中を様々な思いが駆け巡ったが絵里子は腹を決めてパンプスを履いたまま休耕田の中に入っていった。膝下に達する泥の中でスーツが汚れることに注意しながらなんとか地図の回収に成功した絵里子。陸地に戻り近くの用水路で泥の汚れを落とし傍目にはとても休耕田に入ったようには見えないようになった。
用水路脇で一息ついて何気なく時間を確認しようとバッグからスマートフォンを出そうとすると見当たらなかった。地図を拾おうと休耕田に入るときには確かにあったはずだから間違いなく休耕田のどこかに落ちている。慌てた絵里子は今しがた抜け出したばかりの休耕田に再度入り捜索を開始した。
地図を拾った時とは違いスマートフォンは水中に沈んでしまい手探りで探すしか方法がない。絵里子はスーツのまま前かがみになり泥の中を探し回るが中々見つからない。動きの制限されるリクルートスーツを着たまま前かがみという無理な体勢をしていたため絵里子は体力を消耗しスカートの裾やお尻の部分、袖が泥に浸かっているのも気づかないほどになっていた。そして疲労がピークに達したときに事件は起きた。
探し場所を移動しようとしたとき踏み出した足元の地面が急に深くなり足を取られヒールのあるパンプスを履いていた絵里子はろくに抗うこともできないまま尻もちをついてしまった。
時が止まり絵里子も思考停止してしまうもスカートから浸み込んでくる水に現実に引き戻される。疲労困憊の上、スカートが泥まみれという異常事態のため正常な判断力を失った絵里子は「少しは探すのが楽だろう」と半ば吹っ切れた様子で田んぼの中に四つん這いになりスマートフォンの捜索を再開した。
長い時間泥の中を探した結果、水中を探る指に固い何かが触れた。持ち上げてみると探していたスマートフォンである。
疲労困憊の中、田んぼの畔の部分に腰をかけて泥まみれのスーツの始末を考える絵里子の中に古い記憶が蘇った。
それは絵里子がまだ幼かったころ田んぼで泥まみれになるという体験だ。泥まみれになるということが楽しい気持ちいいと感じた過去の記憶を追体験することによって蘇ったのだった。疲労による思考の低下と過去の記憶の蘇りによって絵里子は正常な思考を失っていった。
絵里子はおもむろに立ち上がると今抜け出したばかりの田んぼに再度入っていった。中心に向かうにつれて徐々に深くなる泥に足を取られついに膝をついて座り込んでしまう。
スーツの汚れ具合が増してしまうが今の絵里子にとっては問題ではなかった。もはや泥で汚れることが目的になってしまった。絵里子は泥を手で掬い上げてスーツの袖を汚し始めてしまう。
面接が終わるまでシミ一つなかった、本来汚してはいけないスーツを絵里子は自分の意思で汚している。もはやスーツは見る影もない。足元からお腹の部分まですっかり泥で汚れてしまった。
欲求をすっかり満たされた絵里子はこれまで味わったことのない満ち足りた気分で帰路へつくのであった。
■農業関連企業の面接帰り
動画本編22分(2600円) ➡ 購入ページ
※本作品のデジタル写真集の販売は現時点では未定です。
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